テーマ:風林火山 2007!(12)
カテゴリ:映画・演劇系
風林火山 第21回「消えた姫」を見ながら思ったこと。
国をのっとられ父親を自殺に追い込まれて側室になった諏訪の由布姫。 「生きながらえながら人生にあまり大きな意味のない形で恨みを晴らすことを 考えて生きてなんになる。女なら積極的に子をもうけ、その子に 何を吹き込もうと母親次第。晴信を打たせ諏訪を継がすくらいの大望を もたずして生きながらえても無意味ではないか・・・」 そんな勘助のとりあえず提案したような謀略を 心に秘めて生きていくのかと思っていたが、彼女はそうはならなかった。 彼女は恨んでいたはずの晴信を愛してしまった。 まあ端から見ていれば、相手(晴信)はそこそこかなりの程度の男。 家臣も優れていたから側室になることになったのだろうが、 恨んでる相手を愛してしまっている自分に気づいたのは 彼女にしてはかなりショックなことだったのだろう。 関係を重ねる程に不覚にも本気で好きになってしまった自分への 驚きととまどいをあらわした話で私はこの21話はけっこう共感するところが多く この女性の機微の脚本の描き方が私的には非常に面白くみれた。 家柄が良く、経験が少なく、性への倫理観が強いほど 一旦受け入れた相手への情のあふれ出す傾向ってのは非常に高いと思う。 もちろん女も人それぞれだと思うが 「セックスをするからその人好き」「その人を好きになるべきだ」 「だから好きだと思うから好きだ」って傾向って 倫理観が強い人ほどその呪縛も大きいように思える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/19 02:42:25 PM
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