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カテゴリ:家族
先日 長男チロの携帯電話の受信機能が突然故障した。 落としたわけでも水没させたわけでもないのに 機種変換して1年もたたないうちに。 通話機能と送信機能は正常なのになぁ どないなってんねん 通学に片道約1時間かけているチロは毎日 部活が終わって帰ってくるのが夜10時前になる。 携帯が正常でないと なにかあったとき心配 ほんの数年前までは、携帯電話なんて持ってなくても みんな何の不便も感じないで暮らしていたのに ここまで携帯が浸透している世の中で ひとつの機能が使えなくなっただけで こんなに不便 こんなに不安 とにかく 携帯ショップへ。 ただしチロは今度いつオフになるかわからないので ワタシが代理でチロの携帯を預かって街まで行ってきた。 オネエサンに事情を話すと、いろいろと調べてくれたのだが、 送受信にセキュリティがかかっていて肝心な事がわからない。 解除するパスワードを調べればわからなくはないそうだが、 「ご本人でないと、 勝手に解除するわけにはいきませんから。」 「修理するとして、映像や音楽などが消えてしまうことを ご本人に許可を得ないといけませんし。」 作業がちっとも進まない。 せっかくここまで来たのに出直すのはイヤやなぁ。 仕方がないのでチロの高校に電話をかけて 【急用なので次の休み時間になったら 母親の携帯に電話を入れるように】 という伝言をお願いした。 店内は暇だったので、チロの授業が休み時間になるまで オネエサンと少しおしゃべりをしていた。 「高校生ともなると、受信内容を 絶対知られたくありませんからね。」 そうかなぁ。 そんなにヒミツはないと思うけど。 でもオネエサンがあんまり心配するので、セキュリティを 解除するパスワードはオネエサンに聞いてもらい、 ワタシにわからないように作業してもらって、それが済んだ後は、 またオネエサンにセキュリティをかけてもらうことにした。 「プライバシーは大切な時期ですから。」 「息子さん、よくお母さんに渡してくれましたね。」 まだ若いオネエサンは、チロの気持ちがよくわかると言って 母親に預けなければならなかった事情に同情している風だった。 そのうちワタシの携帯が鳴った。 校内の公衆電話からだ。ブーという音が鳴った。 「な~に~?」 のん気なチロの声 「あのさぁ 今携帯ショップにきてるねんけど~」 「うん。 それで? どうやっ・・・」ブチッ あれ 切れてる。 10円しかいれへんかったらしい。 あほやなぁ すぐにもう一度 かけてきた。 今度は早口で要点だけを喋った。 「あんたのパスワードがわかれへんから作業できひんのよ。 お母さんに知られたくないやろうから係りの人にさぁ・・・」 「べつにいいよ~ パスワードは○○○やで」 え? いいの? オネエサンびっくり とりあえず代わってチロと話してもらったが、何を聞いても 受話器の向こうで「べつにいいですよ~」と言ってるらしい。 「だからダイジョウブって言ったでしょ?」 ちょっと勝ち誇ったような顔をするワタシ。 結局、同じ機種の新品の携帯と取替えてもらい、 アドレス帳や送受信履歴はそのまま移動できたのだが、 音楽が消えてしまったので、ダウンロードの代金として 500円分のカードをもらって帰ってきた。 帰り道 なんだかうれしいような ワタシって息子から信頼されてるんやな~ なんだかつまんないような まだヒミツのメールをやりとりする 彼女もおれへんのかいな 人気ブログランキングに参加しちゃいました。 ←ここをぽちっと押してね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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