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カテゴリ:ケセラセラな日々
長男チロのコンクールを観に行った日 ワタシはトモダチふたりと2階席にいた。 別に決められているわけではないが 次第に同じ高校の保護者が集まって ○○高校ご一行様のように座っていた。 そこへ 「スミマセン」 遠慮がちにワタシの列に ひとりの青年が入ってきた。 「おはようございます。どうぞ。」 ワタシは 卒業生であろうその青年に気持ちよく 自分の短い足を引っ込めて前を通してあげた。 するとそのとき 両隣にいたトモダチが 「T先生だわ! ![]() 同時に小さく叫んだ。 あの青年、センセイなのか。 それにしても若いなぁ。 どうみても20代半ばやろう。 色白で華奢な体つきに 穏やかで繊細な顔立ち ここに聞きに来るってことは きっと音楽のセンセイなのね。 そんな雰囲気がする。 「サインしてもらおうかな ![]() と隣のNさんが言うので、 きっと若い彼のファンは多いのだ。 お昼の休憩時間になったので いったん会場の外へ出ることになった。 「T先生にご挨拶して行きましょうよ ![]() ふたりが言うので 「えーっと なんのセンセイだっけ。」 今さらながら質問してみた。 「ほら、打楽器のセンセイよ。」 知らなかったのという目で見られる。 あっ 思い出した。 ![]() チロはマーチングといって 楽器を担いで隊列を組んでの演奏をするときだけ 本来のコントラバスではなく 大きな太鼓の担当になるのだが その練習のときに 打楽器のセンセイがえらく褒めてくださり 「チロ君、打楽器に来いよ~」 と誘われたと上機嫌で帰ってきたことがあった。 この9月にもチロはマーチングに出場するので このセンセイにお世話になってるはずだ。 ワタシはT先生のところへ行って 「打楽器の方でお世話になっています チロの母です。 いつもありがとうございます。」 とアイサツをした。 「ああ そうなんですか。 ![]() T先生は柔らかな笑顔で にっこり微笑んでくださった。 ![]() でも チロのこと印象に残ってるかなぁ なにしろ部員は150人近くいるのだ。 お昼に入ったレストランで ![]() トモダチから聞かされたのが ![]() 実はチロはT先生に とてもかわいがってもらっているそうで 練習場にバス移動するようなときも ![]() チロを誘って自分の車に乗せてくださり ![]() T先生に憧れる女子部員たちが それをうらめしそうに見ているのだそうだ。 うっそ~ん もっと早く言ってよ~~ もっとキチンとご挨拶しとけばよかった。 それだけでなく T先生はその世界では有名なヒトなのだと 後日 検索したネットの画面によって知らされた。 ![]() 「知らんかったんか。 めっちゃスゴイ人やねんで。」 チロにあきれられる。 うっそ~ん 知らんかったやんかぁ。 あんな近くでご挨拶したのにさぁ。 サインもらっとけばよかった~ 握手してもらえばよかった~ 携帯で写真撮ってもらえばよかった~ いやぁん もったいないっ!! ![]() 冷めた顔でワタシを見る チロのココロはきっと 「オカン知らんでよかったぁ~」 オカンの予測不可能な行動にチロはヒヤヒヤ。 ブログ仲間はワクワク。ワタシゃランキングにルンルン♪ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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