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カテゴリ:ケセラセラな日々
ワタシは高校生の頃 友人とロックバンドを組んでいた。 担当はキーボード。 小学校1年生から6年間習っていた クラシックピアノは 楽譜を読むのがものすごく苦手だったので ワタシはヒトより上達が遅く、とても苦労した。 しかし ロックのキーボードに興味を持ってから 演奏したい曲を自分の耳で聴き取り ![]() まったく同じようにコピー演奏するという 苦手な楽譜を読まなくていい楽しい環境に どんどんのめり込んでいった。 ワタシの所属するバンドは自分でいうのもなんだが 校内でも人気のバンドだった。 ベースと、特にドラムが高校生離れしていたので ギターがちょっとくらいテンポや音を外しても 軽くフォローできる余裕の演奏。 ワタシが担当するキーボードも安心して演奏できた。 主にコピー演奏するアーティストは ディープパープル。 いわゆるハードロックと呼ばれていた激しい音楽。 メンバーもそういう意味ではハードだった。 ギターはチリチリのアフロヘア。 ドラムスはアフロに加えクチヒゲを生やし、 ベースとヴォーカルはロン毛。 外見的には誰がどう見ても マジメな生徒ではない。 そんな中 ワタシのイデタチというのが ![]() ![]() きっちり制服を着こなし まるで吹奏楽部員。 学園祭のコンサートの舞台などでも 白いシャツに淡いピンクのパンツで登場。 楽器をセッティングするワタシを 観客はたぶん進行係のスタッフかなにかと 勘違いしていたと思う。 そして いったんコンサートが始まると その銀縁メガネがキーボードで ソロをノリノリで弾きまくる。 ジャッ ジャッ ジャーンッ!! ギュイーン ババババーッン!! ![]() 観客 裏切られ あっけにとられる。 銀縁メガネの奥で 秘かにほくそ笑む 裏切り者のワタシは そう 実は誰よりも ![]() ![]() ソロのない曲だとブーブー文句を言って仲間を困らせていた わがままメンバーなワタシ。腕はたいしたことなかったのに。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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