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カテゴリ:次男ポチ
次男ポチが部屋を整理した。 受験のために使ったテキストやプリントは いくつもの山になった。 これだけ 頑張ってたんやなぁ。 家では 疲れてボロきれのように 寝ている姿しか見ていないので この紙の山を見てあらためて 過酷な受験勉強をしていたことを実感。 ワタシの前では絶対口にしなかった 「ツライ」という言葉は 中学校の最後の作文の中で打ち明けていた。 作文といえば 小学校時代から 息子たちの書いた作文類は捨てずに すべて保管しているのを知っているので ポチは中学校で書いた作文を 捨てずにワタシに渡してくれた。 そのひとつを 本人了解のもと公開。 中学2年生のスキー教室の感想らしい。 ******* 【夢のような世界と悪夢のような夜】 「どんな寝かたをしてるんだっ!」 夢のような夜に放たれる、皆の耳に響く鬼の声。 (鬼:学年主任N先生) 硬直する身体。急いで戻る友。 暗闇の部屋に灯される光。バレる部屋の汚さ。 机の上には座布団やペンが散乱している。 さらに鬼の一声 「室長は班長に何を伝えたんだ!」(室長:ポチ) うつむく自分。 さらに 「このタオルは誰の?」 電気のひもに吊るされた自分のタオル。 乾燥防止の為のタオルだが 今は何を言っても無駄だと思いしかたなく外した。 寝るようにと指導され、静寂の中、 暑いという声とRの鼻づまりの音。 しかたなく寝るが眠りは浅く、途中に目が覚める。 隣を見ると、いきなり起き上がり倒れるMとK。 次の日の朝食、鬼とは目が合わせられない。 だが朝食は旨い。 鬼からの朝のお知らせ。 スキーについての話などを話していた。 昨夜の悪夢が話されないかと心配だったが話されず、 一命を取りとめた。 しかしスキーの時間は楽しく、 友達が増えたり技術もかなり上達した。 (中略) スキーの時間は夜と比べると、 天国の上のような世界だった。 夜に鬼だった人も、夕方は天使のような笑みを浮べ、 両手ピースで写真に応じてくれた。 天国と地獄を味わったスキー教室だった。 ********** 鬼こと 学年主任のNセンセイは 厳しいながらも 独特のユーモアがあり 後にポチの大好きなセンセイとなった。 学級委員長であるポチやY君が 学級のリーダーとして行動できるよう いつも熱心に指導してくださった。 卒業式でのY君の答辞には 何度も涙をぬぐっておれらたそうだ。 鬼の目に 大粒の涙 リクエストがあればセンセイたちとのお別れ会で ポチがNセンセイに宛てて読み上げたお礼の手紙も公開しちゃおう。 ←こちらもリクエスト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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