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カテゴリ:ケセラセラな日々
雨の中を歩いていると むこうから小学生のオンナのコが ふたり並んで歩いてきた。 楽しそうにオシャベリしている。 ひとりのコのランドセルには 黄色いカバーがかかっているので たぶん一年生だな。 そのコは ビニールの帽子をかぶって 傘を右肩にかつぐようにして差している。 そして もうひとりのコは 両腕で自分を抱きかかえるようにして 寒そうに肩をすくめて歩いている。 傘も持たずに。 ええ~~~っ;;; びっしょん びっしょん なんでぇ?? ワタシは 思わず話しかけた。 「ねぇ。ふたりで傘に入れば?」 きょとんとするふたり。 「この傘に ふたりで 一緒に入ったらいいんじゃない?」 黄色いカバーのコの傘を指さすと 濡れネズミになってた方のコが あっそうか! という顔をして 隣の傘の中に入ろうとした。 ところが 黄色いカバーのコは その傘を 相手の方に向けようともせず 「え? なに?」という顔をしている。 トモダチが自分の左側から なんとか濡れないようにと 頭だけでも入ろうとしているのに 傘の柄を右肩にかついだまま じっとと立たずんでいる。 わかってないのか;;;; 「これをね。こうすると・・・」 ワタシはオンナのコの傘の柄をそっとつまんで 彼女の右肩から左肩に移動させた。 「ほらね。ふたりで入れるでしょ? こうやってお帰んなさい。」 すると ワタシを見上げて ニッコリ笑う 濡れネズミのトモダチとは対照的に 黄色いカバーのコは 目の前で手品でも見せられたかのように ポカンとした顔のまま歩き出した。 ワタシにおせっかいされたことに 恥ずかしがっているだとか ふて腐れているという風でもない。 傘を持っていないトモダチを 自分の傘に入れてあげるという行為が 不思議でたまらないようだっだ。 こういうコが増えているんだろうか。 『傘のないオトモダチと歩くときは 自分の傘に入れてあげましょう。』 と学校で教わっていないから できないのだろうか。 仕方ないのかもしれん。 「お年寄りやお身体の不自由な方に 席をお譲りください。」 とわざわざアナウンスをせなあかん 世の中なんやから。 雨がやけに 冷たく感じたのは 秋の深まりのせいだけではないようだ 悪ガキたちの突拍子もない行動には慣れているワタシだが この「決して悪意のない」デキゴトにはさすがに衝撃を受けた。 ←ランキング下がってるブログは押してあげましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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