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カテゴリ:家族
オトコ同士の兄弟というのは どうしてこんなに 意味の無いケンカをするんだろう。 長男チロ 次男ポチ ふたりの息子を育ててきて ワタシゃ何度そう思ったことか。 たいてい 仕掛けるのは 兄のチロの方だった。 ポチがまだ つかまり立ちの頃 壁から手を離して ヨロヨロと歩こうとしているところへ 3歳のチロが通りすがりに スコーンとすっ転ばしている 証拠ビデオに始まり チロが小学生の頃には 「目の前にポチ君の頭があったら 『とりあえずいっとこ』 っいう感じで バシッて叩いてたもんなぁ。」 おばあちゃんの証言だってある。 叩かれる一方だったポチが ある程度応戦できるようになると まるで熊の子どものように 寄ると触ると取っ組み合い 「おかぁあさぁ~ん;;; おニイちゃんがぁあああ」 というポチの泣き声 もしくは 「ええかげんにしなさぁあいっ!」 というワタシの怒鳴り声が 終了のゴングだった。 成長するに従って お互いの性格や考え方の違いを 認め合うようになり チロが高校生になった頃には 派手な喧嘩もしなくなった代わりに あまり会話もしなくなり たまにお互いの買った漫画を 交換しあうくらいで なんだかクールな兄弟関係に。 それはそれで 母としては複雑なことである。 が ここ最近 夜中にゴソゴソと野太い声が 廊下に響くようになった。 「ニイちゃん、ちょっと。」 弟が兄を部屋に呼び込み 「ここがわからんねん;;;」 なんや 数学の問題かい (¬з¬)σ なんでガッカリしてんねん ほんでまた 「そんなん 自分で考えろ」 とか言いそうなキャラしてるくせに 弟に頼りにされて まんざらでもない様子の兄は 「コレやっといた方がいい」と 浪人中に自分が使っていた問題集を 選んでやったりしている。 来年受験生になるポチにとって 最後まで信念を曲げずに 全力で大学受験に挑んだ兄は いいお手本になっているようだ。 ポチがまだ幼かった あの頃 何でもお兄ちゃんの真似をして 前を走るチロがつまずくと 同じところでワザとつまずいたりして くっついて走っていた姿を ふと思い出した。 延長戦はマネすんな 性格が正反対の兄弟はやっぱり学部も条件も正反対。 浪人して国立大工学部の兄に対して弟が挑むのは文系の学部。 文系は授業料が安いので私立大も可。しかし浪人は許されない。 ←とりあえずいっとこ。 ↓【おまけ】 チロとポチの仲良しショット。高知県にて。 「おニイちゃん、あのね」「え?ナニ?うっそ~」 と吹き出しを書いたのはオカン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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