笑うが勝ち

2010/07/15(木)19:38

母に起こった奇跡

先週の土曜日は 義父の初盆の行事がお寺で行われた。 浄土真宗はお盆と言っても 特別なことは何もしないが せっかく日本にお盆という行事があるからと 初めてお盆を迎える家族たちが集まり 朝からお勤めをしてご住職の説法を聞く。 我が家からは 校内模試のあった次男ポチ以外の親子3人 東京で単身赴任しているダンナ弟が出席。 ダンナの隣を義弟に押し付け 音程の安定している長男チロの横で 安心してお経を唱えることができたワタシ (↑過去記事を思い出してみる) 午後からは 翌日大阪で実家の父の三回忌があるので チロとふたりで出席するべく 大阪行きの新幹線に乗り込んだ。  おっと その前にちゃんと 期日前投票を済ませておきましたとさ  さしずめ法事のハシゴやね などと言いながら 息子とふたり旅。 新幹線の中では  「コレ 今度の演奏会でやる曲。」 とチロが 音楽プレーヤーの イヤホンの片方をワタシの耳に差し込んでくれ ふたりで一緒にジャズを聴き 反抗期には同じ目的地に行くのに 違う車両に乗っていた息子の成長ぶりに シアワセな気分で揺れていた。 夜7時ごろに実家に到着して 父の仏壇に手を合わせる。 お茶を飲みながらひと息ついていると おもむろに母が話しだした。 「私なぁ、今日のお昼すぎ そこの横断歩道を自転車で渡ってて 曲がってきた車にぶつけられてん。」 へー そうなの  え゛えええええーーっ?! なにそれ? 交通事故やん! 信号が青に変わったので 自転車を押しながらペダルに片足をかけ いわゆる「ケンケン乗り」をしようとすると 交差点から左折してきた車が 止まりもせずに進入してきて 母の自転車の前輪に接触したそうだ。 バタンと横倒しになった前カゴからは 買った食料品が道路に散乱し 衝撃の強さをあらわしていた。 で 「どこケガしたの?!」 「それがねぇ。自転車がそんなやったのに 私はちょっとよろけて 地面に手をついただけで どこにもケガしなかってん。」 サドルにまたがっていなかったのが幸いし 自転車だけがはじき飛ばされて 残された母は奇跡的に無事だった。 相手の運転手は60歳位の男性。 母は自分に怪我もなく 自転車もそれほど傷ついていなかったので 警察を呼ばず 相手の名前と連絡先を聞いたそうだ。 「その人、住所書くときに手が震えてたわ」 同情するように言う母に 「そういうときは警察を呼ばなあかんで。 危険な運転をするヤツからは キッチリ点数を引いてもらわんと。」 相手は偽名を書くかもしれないねんから 免許証を取り上げて自分で書くべきと 忠告はしたものの それにしても よく無事でいてくれた。 転倒して骨折なんかしてたら いや それよりも  もっと大変なことになってたら 法事のハシゴどころじゃなく そのまま喪服を活用するところだった。 昼間にそんな目に遭ったというのに あんたの好きな肉じゃが作っといたよと 嬉しそうに皿を並べる母の顔を見ながら 神と仏と奇跡に感謝した。 いや もしかしたら 初盆の義父と三回忌の父が ふたりでせーので 母の両脇を抱え ふわりと持ち上げてくれたのかも その後も母の身体の調子は変わりないらしくほっと安心。 嵐の番組を見てはしゃぐ74歳から「今日も元気です」とメールあり。 ←交通安全祈願クリック

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