2008/03/09(日)09:56
高橋まゆみさん-創作人形展
上記の人形のタイトル:「祈り」
先日、高橋まゆみさんの人形展を 見に行ってきました。
人形展のちらしを見つけた時、見に行けたらと、茶の間の茶箪笥に貼っておきました。
叔母や祖母も喜びそう♪と、最初、叔母にもちらしを見せた時は、第一声が
「これより、可愛らしい人形、○○で見たことがあるわ。」でした。
でも、実際祖母を連れて 人形展を見に行った叔母は、
「何度行っても良いほど! 行きたい時は、連れて行くから遠慮なく言ってね!」と
一緒に行けなかった私に、人形の写真集をお土産で プレゼントしてくれました。
すると次は、我が家のちらしと、その写真集も見た妹も、
家族で人形展を見に行き、とても良かった♪とのこと。
そんなに良いものとは思わず、人形のにの字も言わなかった父が、
急に家でも行こう!と、連れて行ってくれました。
本当は、写真集を見せてもらった時点で、お腹一杯になった気になり、
祖母や叔母、妹夫婦も喜んでくれた事だし、私はいいかなと内心思ってました。
でも、実際人形を見た瞬間、その存在感に圧倒され、
写真集で見たのだけれど、全然写真集から受ける印象と違い、
ぐいぐい引き込まれました。
やはり本物は、違いますね!
父も、人形を見ていると、幼少の頃を思い出す様で、
自分が思っていた以上の作品に、とても喜んでました。
普段は、美術館なので、皆静かに観賞しているのですが、
この人形展は、あちこちで、おしゃべりが絶えません。
平日でも、沢山の方が足を運んでいらっしゃいました。
主人公の人形の殆どが、おじいちゃんとおばあちゃん。
「お金がなくったって、戦争があったって、食い物さえあれば、生きていける」
人形のモデルになった、おじいちゃん・おばあちゃん達の言葉が
パネルに書いてありました。
創作者の高橋まゆみさんが、ビデオの中で、確か(間違っていたら、ごめんなさい)
「これからは、もっと深いものを表現していきたい。 障害者や痴呆の方も。。。」と
仰っているのが、心に残りました。
私も、せっかく病を得たのだから、深く深く・・・と、
背筋を正された思いがしました。