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カテゴリ:本のこと
佐藤史生さんご存知ですか?
超マイナーな作家さんかもしれません。 でも根強いファンがいる作家さんだと思います。 かく言うわたくしもその一人です。 わたくしが高校の頃(年がばれるなぁ~) プチフラワー誌上で「夢見る惑星」の連載をやっておりました。 当時からものごとを深く考えるのが苦手だった私には、 なんだか高尚なやりとりや解説に、 何を語っているものやら…正直よくわかりませんでした。 その後単行本を繰り返し読むうちに、 奥行きのある物語、魅力ある人物描写、独特の世界観、などなど、 すっかり佐藤史生作品の虜になってしまったのです。 同じ頃かそれより少し前、 グレープフルーツ誌上では 「七生子シリーズ」を描いていらっしゃったと記憶してます。 これもまた素晴らしい物語でした。 やはりあまり上等じゃない高校生のわたくしは、 同じ世代である七生子と友人との含蓄ある会話に羨望を抱きました。 この作品を通して、己の幼さ無知さを顧みることにもなりました。 「死せる王女のための孔雀舞」 この作品はその後幾度も、 悩んだり戸惑ったりしているわたくしに勇気を与えてくれました。 他に、 「この貧しき地上に」 「ワンゼロ」 「打天楽」 「鬼追うもの」 「やどり木」 「精霊王」 …etc. どの作品も繰り返し読み、今でも愛してやまない作品です。 正直なところ画が達者な作家さんではないので、 とっつきにくいかもしれません。 世界観も語り口も独特です。 でも一度ハマったらやみつきになるかもしれません。 いうなれば、納豆や、くさやや、ドリアンな作家さん!?なのです。 (ごめんなさい佐藤史生先生!) ファンの欲目でバリバリの文章をガシガシ書いてしましました。 どうかご容赦くださいませ。 「佐藤史生さん大好き」をこのページで公表できてわたくしは幸せ者です。 追記:まったくもって失礼な喩えをして申し訳ありません。 作品はくどくなく臭くなく、申し分がないものです。 ぜひご覧になる機会をもたれますよう願っております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月09日 01時01分53秒
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