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カテゴリ:本のこと
山岸さん久しぶりのバレエ漫画。
あの名作「アラベスク」から何年?…自分の年がバレるからやめよう。 (2000年からダ・ヴィンチ誌上で連載中) 六花(ゆき)ちゃんと千花(ちか)ちゃんの姉妹が 健気でかわいいのだ。 己の肉体を究極までコントロールするバレエ。 肉体の芸術。 表現者として世の中に認められるには、 (ありきたりな表現だが) 血のにじむような努力、日々の積み重ね。 そしてなによりも天賦の才が必要ときている。 少女漫画の題材にこれほどふさわしいものがほかにあるだろうか? 六花ちゃんと千花ちゃんが これからどんな道を歩いて行くのか、先がとても楽しみだ。 (ああ、どうか千花ちゃんが踊れますように…) 他にバレエ漫画といえば、 有吉京子さんの「白鳥(スワン)」を忘れてならない! とにかく夢中で読んだ記憶がある。 さらにおまけだが、 最近公開された映画で「バレエ・カンパニー」も なかなかいい。 思わずDVDを買ってしまった。 ダンサーの日常とバレエ団の実情 個々人の思惑など、 あからさまに描かれた、美しくて楽しい作品だ。 話がそれたが、 山岸さんは「日出処の天子」以来、私にとって注目の漫画家さんだ。 非常に息長く魅力的な作品を世に送り出し続けている。 もしまだ一度も山岸涼子作品をご覧になったことがないのであれば、 ぜひお薦めしたい。 文庫で短編集が沢山出ています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月15日 00時59分25秒
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