子どもが多様性ある社会を学ぶ機会を排除した判決。インクルーシブ教育というものを日本ははき違えている。
1994年スペインのサラマンカという町でインクルーシブ社会を目指す国際的な宣言「サラマンカ宣言」が出された。
この宣言は、すべての子どもたちを、普通教育の中で育てる決意を表明したもの。
この宣言を受けて、それまで分離教育が行われていた各国は、ほとんどがインクルーシブ教育へと体制を変えていった。
しかし、日本はサラマンカ宣言を唯一無視し、今も分離政策を続けている。
「みんな違って、みんないい」
多様性ある大人に育ってほしいなら、子どもの頃にそういう経験をさせておくべき。
今の大人の(私達の)将来を託す子どもたちに、何を残してあげるかを考えるのは今の大人の役目。