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カテゴリ:国際結婚、そして海外生活
Ao夫の仕事のことは、アメリカとの電話会議や、彼との普段の会話の中から、割りと聞かされていて、日本とアメリカのビジネスの仕方の違いによく驚かされています。 例えば日本で、客先に商品を買ってもらおうとして見積もりを出し、何社かの中から選ばれたとします。その金額は当然のことながら契約後もfixするはずだし、客はそれをずっと意識するものだから、下手な数字は出せません。 これに対し、アメリカ(夫のいる自動車業界特有なのかもしれませんが)側は、見積もり時におおよその数字を出していて、それで契約がとれたとします。その後、計算が間違っていて、実はもっと高いはずだったとわかると、「値上がりした」と言って安易に吊り上げることが珍しくないのだとか。それがまかり通るから、誰もそれを不当だとは思わないのでしょうか? 日本なら、自分達に原因があるのだからと、当然のことながら、その金額を出来る限りキープするのが、通常でしょう、、、 そんな「どう考えたって理解してもらえそうに無い」不理屈を、アメリカの本社と日本の客先との間に立つ夫は、いつも頭を抱えながら対応しているわけで、、、 もちろん夫は日本のビジネスのあり方を切々とアメリカ側に伝えるのだけれど、それ(不当な値上げ!)を何とかうまく相手に納得させるのが、Ao夫のテクニックだと、ほんとーーーに超勝手なことを平気で言うから、こんなときは、ほんと「日本人の方が正当!」と思ってしまいます、、、 一方で、アメリカの会社は日本ほど社内での規定が全般的に厳しくないと言うか、いろんな点において融通が利くのかなぁ、、と思います。 例えば、社内の食事会とか家族を呼ぶのはwelcomeだし、交通費なんかも日本みたいに、一番お金の掛からないルートを選んで、とかけちけちしていないし、、割と「臨機応変」 とにかく全般的に本人のモラルに任せている、、的なところがあるから、逆に「要領のいいこと」している人もいるんだろうなぁと思うわけで、、 そんな、一見「のほほん」とぬるま湯をイメージさせる面もあれば、ある日突然「クビ」を言い渡すような、超クールな現実も併せ持っているのは事実。 つい先日も、前々から問題の多かったAさんについて、アメリカ側の幹部が話し合って、日本の代表取締役であるAo夫に「早急に代わりのエンジニアを探すように」つまり「代わりが見つかりしだい、彼を切れ」という意味合いのメールが届いたのだとか。 まぁ、彼の数々の問題については、プライバシーの問題もあるのでここでは割愛しますが、、、 とにかく。 どちらがいいとかいうことはともかく、ただ両方を跨ぐAo夫のステイタスをとにかくちゃんと理解して、Aoなりの意見をこれからも伝えていきたいな、と思う今日この頃でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月11日 23時49分48秒
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