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今日は今年度で最も最悪なことがおこりました。
【最悪な事リスト】 ピーナツ騒動 < 前髪炎上 < 今日 それぐらいひどい。 決してネタではない。 私は現在就職活動中の大学4回生です。 ライターを目指しているのはもちろんですが、 こんな駄文しか書けない私はたぶんライターになれないでしょう。 そこで私はこの間とあるホテルにエントリーシートを提出しました。 書類審査で落ちるに違いないと予想していたのですが、 幸運にも書類審査を突破!(たぶん全員が突破) 今日はそのホテルの一次面接に行って来ました。 面接の形式はグループディスカッション。 私以外に男の子が一人と女の子が一人。 二人とも賢そうな顔をしていました。 型どおりの面接が一通り行われた後、われわれ受験者にとって不測の事態が発生! 「それでは、みなさんにはこれから一人ずつパフォーマンスをしてもらいます」 面接官が言いました。 動揺する学生たち。私ももちろん焦りました。 しかし、「できない」では通りません。 焦っているのはみんな同じ!私は覚悟を決めました。 (イチローのモノマネをしよう) なんでイチローの真似なのか?むしろ私が聞きたいです。 どういうワケかその時は「振り子打法しかない」と思ってしまったんです。 「じゃあまず一番、はい○○君」 最初に指名されたのは立命館大学の男の子でした。 彼は「はい」と一言気持ちよく返事をし、立ち上がりました。 そして、自信に満ちた足取りで面接官の前まで歩み寄り、言いました。 「私は小学生のときから12年間野球を続けてきました!だから、得意の素振りをやります!」 (!!) なんという事でしょう。 私の背中を冷や汗がつたいました。 (二番煎じは致命的・・・) そう、二番煎じは致命的なのです。彼が「得意の素振り」を披露してしまった今、 「じゃあ私はイチローのモノマネ素振りしますね、うへへ」 と私が言ったらどうなるでしょう? まちがいなく私は不合格です。 凍りつく私の2メートル先で勢いよく素振りを披露している○○君。 「ああ・・・、こいつ死ねばいいのに・・・」 私は泣きそうでした。 「○○君、なかなかいい肩してるね!素振りとは考えたね! じゃあ、次。○○さん」 次に名前を呼ばれたのは同志社大学の女の子でした。 「はい・・・」彼女は小声で返事をし、席を立ちました。 そして、蚊の鳴くような声で言いました。 「私は・・・高校時代軟式テニス部だったので、素振りをします・・・」 静まりかえる会場。 立命館大学○○君の勝ち誇った顔を、私は見逃しませんでした。 哀れな○○さんは、静かに素振りをし続けました。顔が真っ赤でした。 「○○さんありがとう。じゃあ次、小泉さん」 ついに私の名前が呼ばれました。 「・・・はい」 もちろん頭は真っ白です。私の足は震えていました。 (何か・・・なんでもいい!考えて!ひらめいて!) 必死に祈りましたが、ダメでした。 私はとうとう重い腰を上げ、面接官たちの前までとぼとぼと歩き出しました。 そして、言いました。 「デューク更家の真似をします」 「えっ?」(面接官) 「えっ?」(立命大○○君) 「えっ?」(同志社大○○さん) 「えっ?」(自分) 待って。私いま、なんて? 瞬時に巻き起こる大爆笑。 気付いた頃にはもう手遅れでした。 私は一心不乱に会場中を美ウォークで歩き回りました。 もちろん内定を知らせる電話はかかってきませんでした。 私はもう企業の面接は受けません。 どんなに貧しい生活になろうとも、ライターを目指して努力し続けます。 浅ましい行動にバチが当たったんですね。 でもバチにも限度があると思いますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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