カテゴリ:国鉄型駅名標・案内標
国鉄がJRになって25年以上経ちましたが、現在でもJRの駅には国鉄設置または国鉄時代の規定に準じた駅名標が見られるところがあります。ここでは、そんな国鉄型の駅名標たちをご紹介します。
総武本線横芝駅の駅名標です。国鉄時代に設置された電照式駅名標で、「スミ丸ゴシック」書体と呼ばれる特徴的な書体を使用しています。現在は撤去が進められており、横芝のものはおそらく千葉県で唯一のものと思われます。 後年になると駅の所在地が入るようになりますが、この駅名標は所在地の記載はなく、かなり古いものと思われます。 総武本線八日市場駅の駅名標です。国鉄時代に設置され、「スミ丸ゴシック」書体を使用した国鉄の標準的な駅名標です。 消されたあとがありますが所在地の表記もあります。ちなみに八日市場駅の所在地は、「八日市場市」から市町村合併により「匝瑳市(そうさし)」になりました。 こちらは国鉄書体ではない駅名標です。JR初期の設置でしょうか? 所在地の表記は消されており、なぜか上の国鉄書体のものよりも老朽化しています。 総武本線飯岡駅の駅名標です。「スミ丸ゴシック」書体を使用した駅名標です。所在地の表記は消されています。 反対側にある国鉄書体ではない駅名標です。所在地はシールで記載されています。 総武本線倉橋駅の駅名標です。八日市場駅や飯岡駅にあるものと同様のもので、「スミ丸ゴシック」書体のものはありませんでした。こちらも所在地はシールで記載されています。 久留里線東清川駅の駅名標です。「スミ丸ゴシック」書体ではなく、特徴的な変わった書体です。老朽化の具合からして国鉄時代の設置でしょうか? 久留里線馬来田駅の駅名標です。かなり新しいですが、国鉄の規定に準じた駅名標です。書体がゴシック体で、ローマ字に小文字を使用しているのが国鉄時代の駅名標と異なります。 中央本線四方津駅の駅名標です。こちらも新しめの駅名標です。このタイプの国鉄型駅名標は、中央本線の高尾より先の区間では、しばしば見られます。 烏山線烏山駅の駅名標です。烏山線の終着駅なので次駅表示の右側は空白となっています。四方津のものとは書体が異なります。 烏山線小塙駅の駅名標です。烏山駅と同様の駅名標です。キハ40の車窓から撮影しました。 いすみ鉄道いすみ線大多喜駅の駅名標です。待合室の壁に掲げられたホーロー製の駅名標です。書体が太く独特のものですが、おそらく国鉄時代に設置されたものと思います。 城見ヶ丘駅開業のため、次駅表示は改められています。 〈参考〉JR東海の駅名標 JR東海の駅名標は、国鉄標準の「スミ丸ゴシック」書体を使用しており所在地の表記があるなど、国鉄時代の規定に準じています。在来線の区間では、ほぼ全てでこのタイプの駅名標が使われています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.10 11:47:27
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