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千葉県銚子市の「猿田神社」にやってきました。猿田神社は古くから地域住民に信仰されてきた神社で、社殿の建立は平安時代にさかのぼるようです。 今回の目的は神社ではなく参道となっている跨線橋です。参道を総武本線が横切っているため、線路を跨ぐレンガ造りの橋が架けられています。 レンガ、コンクリート、石材を使用した重厚な雰囲気が伝わる入口部分。 石柱には「先神𣘺」(せんかみはし)「明治三十年十一月」と記載されています。 この先神橋は、総武本線の前身である総武鉄道が明治30年(1897年)に成東~銚子間を開通させるにあたって建設されたものです。線路が猿田神社の敷地を通過することとなったため、神社が用地を提供し、総武鉄道が建設したものとされています。現在は神社が管理を行っており、猿田神社の参道として地域の人々に親しまれています。 階段を上りきった場所からの眺めです。 線路を跨ぐ部分は、1973年の電化の際に架け替えられコンクリート製となっています。 総武本線を眺めます。 線路を跨いだ先にレンガ造りの側壁があります。架け替えられた部分は少し高くなっていますが、元々は線路を跨ぐ部分もこの場所の高さと同じだったと思われます。 線路側から見た先神橋。小さいながらも、明治時代の重厚な雰囲気が伝わる良い構造物だと思います。 階段の下に水路が通っていて、水路を跨ぐ部分はアーチ状となっていました。 (参考:千葉県立現代産業科学館『千葉県の産業・交通遺跡 26 先神橋』) 撮影日:14.03.11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.11 11:50:15
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