カテゴリ:国鉄型駅名標・案内標
国鉄時代からJR初期にかけて、各駅の柱や壁面には紺色地に白いひらがなで駅名が記載されたホーロー製の駅名板が設置されていました。
これらはJR化後、各社で新デザインの駅名板に取り換えられて急速に姿を消しましたが、現在でも一部の駅には残っているところがあります。ここでは、そんな国鉄型の懐かしい駅名板たちを紹介します。 まずは、中央・総武線代々木駅の駅名板。1970年代から見られるようになった、紺色の周囲をラインカラーや車両の車体色で囲ったタイプの駅名板で、下部には広告が入っていました。ここではラインカラーに合わせ、黄色を採用しています。 代々木駅が「特定都区市内」制度における「東京山手線内」「東京都区内」の駅なので「山」「区」マークが併記されています。 お次は総武本線両国駅の駅名板。かつて房総方面への急行・特急列車が発着していた3番線に設置されているものです。周囲のカラーはキハ58などの気動車に合わせたのか、オレンジ色を採用しています。(3番線には普段は立ち入ることはできません) 両国駅が「特定都区市内」制度における「東京都区内」の駅なので「区」マークが併記されています。 京浜東北線東神奈川駅の駅名板。ラインカラーに合わせ、水色を採用しています。 東神奈川駅が「特定都区市内」制度における「横浜市内」の駅なので「浜」マークが併記されています。 相模線下溝駅の駅名板。現在では珍しくなった広告付きです。相模線では、1991年の電化前に活躍していた気動車の車体色(いわゆる「首都圏色」)に合わせたオレンジ色を採用します。 相模線番田駅の駅名板。下溝駅と同様のタイプですが、広告部分は空白です。 水戸線福原駅の駅名板。水戸線のものは赤色を採用しています。これは、「赤電」と呼ばれたかつての交直流電車(401・403・415系)の車体色に合わせているようです。 中央本線大月駅に設置されている駅名板。色つきの縁取りがされていない古いタイプのものです。 2013年初頭に撮影したもので、改良工事が行われた影響で現在では撤去されているかもしれません。 最後は東京駅の駅名板。しかし、現在の東京駅に設置されているものではありません。葛飾区の「新宿交通公園」の中にあるものですが、間違いなくかつて東京駅にあったものでしょう。 オレンジ色なので、中央線もしくは東海道線ホームにあったものでしょうか。東京駅が「特定都区市内」制度における「東京山手線内」「東京都区内」の駅なので「山」「区」マークが併記されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.10 11:25:50
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