カテゴリ:京成電鉄・新京成電鉄
「その1」の続きです。今回はコンコースの様子を紹介していきます。 先述のエスカレーターでコンコースへ出てみました。 エスカレーター付近のコンコースはこのような感じです。混雑時でも対応できるようにかなり広く設計されていますが、利用者が減った現在ではその広さを持て余しています。 外につながる階段が閉鎖されていました。臨時出口でしょうか? かつて使われていた窓口がありました。精算所だったようです。 成田空港駅時代のコンコースは現在よりもさらに広くなっていました。閉鎖中の特急ホームへアクセスする階段やエスカレーター、その周辺のコンコースはこのように壁で分断され、立ち入りできなくなっています。 しかし、この壁は上部が空いているので中の様子を見ることができます。早速、閉鎖中のコンコースを見てみましょう。 閉鎖中の部分にある「コーヒーショップ エクレール」です。成田空港駅当時、多くの利用者が立ち寄ったと思われるこの喫茶店も1991年で時が止まっていました。海外へ行く人や帰ってきた人が休憩するのにちょうどよい場所にあり、利用した思い出のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 店内の椅子、設備などはそのままの状態です。椅子のデザインが個人的には好みです。この隣にもシャッターを下ろした売店があり、特急ホーム上にも「売店」の表示があったことから当時は複数の店舗が構内で営業していたようです。 「エクレール」と周辺の通路です。突き当りを左に進むと特急ホームに降りる階段があり、右に進むと改札があります。写真右側の壁は後になって作られたもののようです。 「エクレール」から改札口寄りに進んだところです。やはりコンコースは広く設計され、重厚感のある造りになっています。 閉鎖中のコンコースの広さがわかる一枚です。この辺りは当時最も人通りが多く、空港へ行く人や帰ってくる人で終始賑わっていたのではないでしょうか。この奥が改札口で、有人改札用の設備が残されています。 柱の広告や壁面の掲示物、乗場案内標などが営業を終えた状態でそのまま残され、往時の賑わいを今に伝えています。 見えにくいですが当時の広告をアップで。「ダイナースクラブカード」の広告で、パリのエッフェル塔の写真が使用されています。発行元の「日本ダイナースクラブ」は2000年に社名変更し、現在は「シティカードジャパン」になっています。 かつての改札口付近です。右奥には特急ホームに降りる階段があります。 奥の壁面にある大型の広告板にも当時の広告が残っています。暗くてよく分かりませんが、文字が記載されているようです。 現在の改札口です。大幅に縮小されていますが、無人駅ではなく駅員も常駐しています。現在の窓口は後になって設置されたもののようです。 次は改札の外へ出てみましょう。 〈つづく〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.31 21:21:48
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