高崎駅から信越本線横川駅まで運行されているSL列車「SL碓氷」を高崎駅で偶然、撮影できました。私は運転日程などを全く知らなかったのですが、観光シーズンの土日を中心に運行されているようです。 急いで撮影したため出来のよくない写真も多々ありますが、ご了承ください。 先頭に立つ機関車はD51 498号機です。この498号機は1940年に当時の鷹取工場で製造され、岡山や新潟などで活躍したのちに1972年に運用終了、その後上越線後閑駅前に保存されました。 民営化後、JR東日本は蒸気機関車を復元する計画を発表しました。復元に当たって人気のあるD51型で最も保存状態が良い機体として498号機が選ばれ、1988年に当時の大宮工場で復元工事が行われました。その後はJR東日本のSLの代表格として数多くのイベント列車を牽引し、現在に至っています。 D51 498の運転室、炭水車部分です。形式プレート、鷹取工場の製造銘板、高崎を示す「高」の区名札が見えます。 連結されている旧型客車を機関車側から見ていきます。まずはスハフ32 2357です。この車両は日本で唯一の現役のスハフ32型で、製造は機関車より古い1938年です。もちろんJR東日本の現役車の中では最古で、小窓が並ぶ外観は本当に美しいです。 行先表示板と車両番号の表記です。碓氷峠対応を示す●マークも入れられています。 次はオハ47 2266です。オハ47は戦後の1951年から急行列車用として製造されたスハ43系の仲間で、高崎の旧型客車では最大勢力を誇ります。元々はスハ43型でしたが、台車の交換によってオハ47型と改名されています。 行先表示板と車両番号の表記です。 製造、改造銘板です。製造は昭和27年(1952年)日立製作所、改造は昭和40年(1965年)小倉工場となっています。改造は近代化改造で、内装の変更や照明の蛍光灯化などが行われています。 オハ47 2261です。こちらも2266同様、スハ43型から改造された車両です。 行先表示板と車両番号の表記です。行先表示板による表示は、旅に出る気分を演出してくれますね。 オハ47を1両飛ばしてしまい、最後にオハニ36 11です。オハニ36型は1949年から戦前製木造客車を鋼体化して生まれた60系客車の仲間です。この車両は現在では珍しい荷物車との合造車で、奥の部分が荷物室となっています。 駅員さんがかぶってしまったり、ピンボケしていたりと出来のよくない写真です… 今回は奇跡的にSL列車を撮影できて良かったです。次回はぜひ乗車してみたいです。 撮影日:15.08.02 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2015.10.06 18:16:51
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