カテゴリ:路線レポート・鉄道その他
今回は、「ポッポの丘」の保存車両の中でも象徴的な存在の、183系と113系を掲載します。「その5」では、房総特急で活躍した183系を取り上げます。
「その4」までで掲載した車両の置いてある場所から、坂道を上った丘の上に113系と183系が保存されています。左から183系のクハ183-1527、クハ183-21、113系のクハ111-1072、クハ111-2152です。クハ183-1527のみ完全な形で保存され、残る3両は先頭部のみのカットモデルとなっています。 まずはクハ183-1527です。183系1000番台(1500番台)のこの車両は当初「クハ183-1027」として新潟に配置され、「とき」などで活躍しました。上越新幹線の開通に伴い、1982年にATC取り付け改造が施されて幕張に転属し、「クハ183-1527」と改番されました。JR化後も主に房総特急用として活躍しましたが、E257系が導入された2005年に波動輸送用として新前橋→大宮→長野と転属を繰り返しました。 「ポッポの丘」には引退後の2015年に保存されました。ヘッドマークは「わかしお」を表示しています。現役時代の写真を撮影した記憶がありますが、探せませんでした。 こちらはクハ183-21です。183系0番台は、東京地下駅に乗り入れさせるために当初からATCを装備し、前面に貫通扉が装備されているのが大きな特徴です。0番台は登場から廃車まで房総特急で使用され続けた車両が多く、このクハ183-21も2005年の廃車まで房総特急で活躍していました。カットモデルですが、0番台の保存車両はこの1両しかないため貴重な存在です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.15 20:41:13
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