カテゴリ:JR東日本(千葉エリア)
今回は、2021年3月より外房線・内房線の末端区間(外房線:上総一ノ宮~安房鴨川、内房線:木更津~安房鴨川)と鹿島線(成田線成田・佐原~鹿島神宮)で活躍中のE131系を取り上げます。
E131系は、先述した外房線・内房線・鹿島線のうち特に利用者が少ない日中時間帯を中心に、2両編成でワンマン運転を行うために導入された車両です。先に新潟地区に導入されているE129系をベースにワンマン運転に必要な機器を搭載し、E235系に準じた片側4ドアの車体、セミクロスシートとロングシートを組み合わせた車内など、房総地区の輸送事情に合わせた改良が施されています。 E131系は、房総地区で約50年ぶりとなる新製配置された電車となりました。それまでは横須賀・総武快速線、東海道線の113系や京浜東北線の209系が転用されることが多く、房総地区の電化路線に車両が新製配置されるのは、内房線が千倉まで電化開業した際に導入された1969年の113系1000番台以来のことです。 運行開始前の2020年12月に安房鴨川駅で撮影した、訓練中のE131系R06編成です。E131系は運行開始前の2020年夏ごろから試運転や乗務員訓練などが頻繁に実施されており、内房線や外房線などで度々見ることができました。 帯色は209系とは異なり、房総の海をイメージした水色と菜の花をイメージした黄色で、前面は水玉模様という特徴的なデザインです。 E131系の側面には半自動ドア用の押しボタンが設置されています。また、乗務員扉上部には乗降確認用のカメラが設置されています。 君津駅で撮影したR09編成です。内房線・外房線では2021年3月のダイヤ改正で日中の時間帯を中心に直通運転が始まり、君津駅で「上総一ノ宮行き」が見られるようになりました。反対に、上総一ノ宮駅では「木更津行き」が見られるようになりました。 E131系を使用している列車は、基本的に2両ワンマン運転となっています。 木更津駅で撮影したR10編成です。前面・側面の表示器はフルカラーLED式で、「ワンマン」と行先・方面を表示します。 姉ヶ崎駅で撮影したR12編成です。この編成には線路設備モニタリング装置を搭載しており、番台が80番台に区分されています。 側面の行先表示器にも「ワンマン」の表示がされています。 車内です。車内の構造は横須賀・総武快速線用のE235系1000番台に準じており、座席脇に大型の仕切りが設置されています。ロングシート部分は手前(乗務員室)側、セミクロスシート部分は奥側にあります。 車内の車番ステッカーです。E131系は全車両が総合車両製作所新津事業所で製造されています。同社の軽量ステンレス車両のシリーズ「Sustina」のステッカーも、E235系などと同じように張り付けられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.19 19:10:04
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