いすみ鉄道キハ28・最後の活躍を見る
2022年11月27日で定期運行を終了したいすみ鉄道のキハ28 2346。国鉄急行型気動車キハ58系の最後の現役車両として活躍してきたキハ28の最後の活躍を見に、2022年10月にいすみ鉄道を訪れました。今回は五井駅から小湊鉄道を利用し、上総中野駅でいすみ鉄道に乗り換えて房総半島を横断しました。上総中野駅では多くの人がいすみ鉄道へ乗り換えていきます。小湊鉄道のキハ200形といすみ鉄道のいすみ300形を一緒に撮影しました。上総中野駅~大多喜駅はいすみ302に乗車しました。キハ28は大多喜駅で見ることにしました。大原駅からの急行列車としてキハ52 125+キハ28 2346がやってきました。この組み合わせを定期的に見ることができるのもあとわずかになっていました。キハ28 2346には、撮影のために多くの人が集まっていました。かつて房総地区だけでなく北海道から九州まで全国で活躍したキハ58系の最後の現役車両となったキハ28 2346は、1964年(昭和39年)に帝国車輌工業(のちに東急車輛製造と合併し現・総合車両製作所)で製造され、主に山陰地区で活躍しました。国鉄民営化直前に北陸地区へ移り、JR化後も北陸で活躍してきました。いすみ鉄道には2013年に導入され、先に導入されていたキハ52 125とともに観光急行列車で活躍、車内にテーブルを設置してレストラン列車に使用されるなど、いすみ鉄道のシンボル的な存在となりました。しかし、車両の老朽化や補修部品の不足などの要因が重なり、2022年11月27日をもって定期運行からは引退することとなりました。急行型気動車の特徴だったデッキ付きの出入口です。「日本国有鉄道」の銘板と製造を担当した帝国車輌の銘板です。反対側のホームからキハ52+キハ28を撮影しました。どちらも国鉄を代表する気動車です。運用終了後に大多喜駅の車庫にたたずむキハ28を撮影しました。この約1か月後に、キハ28は大勢の人に見送られながら残念ながら引退しました。今後は不定期列車で使用されたあと、国吉駅で保存されるようです。