駿豆線 レコード館踏切(三島広小路~三島田町間)
住宅地の生活道路と交差している踏切です。「レコード館」というレトロでユニークな踏切名の由来は、かつてこの付近にあったと思われる映画館の名称です。元々は「堀内座」という歌舞伎劇場だったのが、のちに映画館として改修した際に「レコード館」となり、最終的には「銀座劇場」という名称になったようです。以前当ブログで紹介した「三島館踏切」の由来も映画館「第一三島館」だったので、かつて三島市は数多くの映画館や劇場が立ち並んでいたことがわかります。駿豆線の踏切名は、この地が文化の中心として賑わっていたことを現在に伝えています。(参考:三島市HP「三島アメニティ大百科 映画と演劇」、「三島における太宰治の足跡」レコード館踏切 1K573M所在地:静岡県三島市南本町撮影日:19.06.01