各地の211系~その2〈高崎地区の211系〉
「その1」に引き続き、高崎地区の211系を掲載していきます。ここでは3両+3両の6両編成となっているC編成と、車内を取り上げます。高崎駅と両毛線足利駅で撮影したC4編成です。編成は(クモハ211-3005・モハ210-3005・クハ210-3005+クモハ211-3004・モハ210-3004・クハ210-3004)です。C編成は高崎線・東北本線用だった「5両+グリーン車2両+3両」の10両編成からグリーン車2両とサハ2両を切り離し、残りの6両を組み合わせて編成したものとなります。編成番号は10両編成時代のものをそのまま引き継いでいますが、便宜上車両番号を用いた「A○」の編成番号も付けられているようです。高崎駅で撮影したC8編成です。編成は(クモハ211-3029・モハ210-3029・クハ210-3029+クモハ211-3022・モハ210-3022・クハ210-3022)です。3両+3両の連結部分です。「A22」の編成札が見えます。両毛線足利駅で撮影したC15編成です。編成は(クモハ211-3047・モハ210-3047・クハ210-3047+クモハ211-3015・モハ210-3015・クハ210-3015)です。国鉄時代に製造された3000番台の車内です。ロングシートで、ドア横には半自動対応の押しボタンが設置されています。座席モケットは登場時はえんじ色でしたが青緑色のものに交換され、現在JR東日本に在籍するすべての211系が青緑色のモケットとなっています。JR化後に製造された車両とは座席上部の網棚の形状が異なっており、国鉄時代に製造された車両では金網となっています。(これは205系なども同様です。)また、先頭車両の乗務員室との仕切り窓の大きさが車両によって異なっています。JR化後に製造された3000番台の車内です。網棚がパイプ式となっています。サハ211(写真下)の押しボタンのみ新品に交換されておらず、旧来のものがそのまま使用されています。1991年に製造された編成では、吊革の形状がすべて三角形になっています。3000番台はオールロングシートですが、クハ210に設置されているトイレ前の座席のみ利用者の視線に配慮し、前向きの座席となっています。車内の車番表記はすべてステッカー式となっています。かつてはアクリル製のプレートがありましたが、盗難やいたずらなどを防ぐためか取り外されてしまい、ステッカー式になってしまいました。また、製造メーカーを示す銘板も取り外されてしまっており、非常に残念です。