大雄山線の5000系~その1
伊豆箱根鉄道大雄山線で活躍している5000系電車の写真を掲載していきます。5000系は、伊豆箱根鉄道駿豆線用の3000系をベースに、1984年~1996年にかけて大雄山線専用に設計・製造された18m車体、3両編成の車両です。それまで使用されていた旧型電車をすべて置き換え、現在に至るまで大雄山線の主力車両として活躍が続いています。5000系は比較的地味な存在と思っていましたが、製造年次によって仕様が異なる面もあり、面白いと思いました。全部で7編成が存在しています。大雄山駅で並ぶ5000系第6編成(5011+5012+5506)と第1編成(5001+5002+5501)です。第1編成は5000系唯一の鋼製車体となっています。それ以降の車両はすべてステンレス車体なので、異彩を放つ存在です。現在、第1編成はこのカラーリングではなく、旧塗色に変更されています。こちらは第5編成です。(5009+5010+5505)この編成は中間車のみが転換クロスシートを装備するという特徴的な編成です。第1編成~第5編成の先頭車の行先表示器は、「大雄山」「小田原」の表示を後ろから照らすのみというシンプルな方式です。区間運転のない大雄山線ならではの仕様ですね。第5編成は、側面の行先表示器はLED式です。第5編成中間車の転換クロスシートです。転換クロスシートを装備する車両は、関東では少数派なので新鮮に感じます。第6編成です。(5011+5012+5506)この編成は全車が転換クロスシート装備で、前面の行先表示器もLED式となっています。また、スカートもついてより凛とした表情になっています。第6編成の車内です。第5編成のものとはシートの形状が異なっていて、こちらのほうが高級感を感じさせます。(つづく)