2008/11/24(月)14:47
和紙造形大学のある川場村。そこは空気・水・自然、すべてが五感を刺激するところ。
和紙造形の作品を紹介いたします。
これ以外にも、過去に紹介した作品は左のカレンダーの下の方にある
フリーページの「和紙造形作品」でご覧いただけます。
「秋思」375×400mm 金安好江
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和紙造形大学は群馬県川場村にあります。
関越の沼田インターから30分ほど山に入ります。
車ですと、東京から約2時間30分かかりますが、
川場が近づくにつれ、日々の生活のことがらが徐々に遠のいていき、
着く頃にはすっかり和紙造形に集中できるような態勢が整っています。
川場はその名のごとく川のある場所です。
村には五つの清流が流れていますが、
どれもすべて川場で湧き出た川なのです。
余所から流れてきた川は1本もありません。
これらの川はやがて利根川に流れ、それが東京都民の飲料水にもなっています。
宮田りんご園とギャラリー蔵
川場はりんごとこんにゃくの産地です。
村の道沿いにりんご園がたくさんありますが、どこも柵で囲うことはしていません。
それにガードレールをつけることもしていないのです。
どうしても必要なところはガードレールを土色に塗って、目立たなくしています。
そのかわりというか、そのおかげというのか、
自宅の周りにはいろんな花を植えていますので、
春はガードレールではなく、道に沿っている芝桜のレールが
道行く人の目を楽しませてくれます。
村で生活する人達の意識の高さが伝わってきます。
とにかく水がおいしいので、食べるものはどれもおいしいです。
あまり知られていませんが、特に米はおいしいですよ。
村には信号がひとつだけでしたが、最近2つめができました。
そのくらいの車の交通量ですので、居心地はいいです。
絵になるところがいたるところにあるのです。
下の写真は吉祥寺の境内です。鎌倉建長寺を本山とする臨済宗の禅寺です。
庭は一見の価値あり。拝観料が必要ですが、損はないです。
最後に、道の駅「田園プラザかわば」も外せないですね。
地元の新鮮な野菜がところせましと並んでいて、安いですよ。
それにお好きな方にためしてほしいのは、無添加の飲むヨーグルト、
100%川場産りんごを使用した手作りのアップルパイ、
それに日本地ビール協会主催の「ジャパン・アジア・ビアカップ2008」で金賞・銀賞を受賞したという地ビールや、「ドイツ・シュツットガルド国際ハムソーセイジ製品品質コンテスト」で、出展品目(4品)すべてが金賞、銀賞に入選したというソーセイジです。敷地内にミルク工房・ミート工房・ビール工房があり、そこで作っているのです。
関東好きな道の駅で4年連続第一位に選出されているのも、なっとくできると思います。
このように見てよし、食べてよしの川場にくると、
五感が満足するのがわかります。
紙漉きで絵を描く、新しいアート「和紙造形」は
このような環境で生み出されているのです。
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