紙漉きで絵を描くって…？

なかなか更新ができませんでした。
この間にいろんなワークショップなどのお話をいただき、
資料作りや打ち合わせなどで、慌ただしくしておりました。
そのうちにお知らせできると思います。


さて、前回の家紋の話が好評だったようです。
その続きですが…。


調べて見るとこんなサイトもありました。
「うちの個紋」
「個紋は究極のマイブランド」ということで、
日常、使っているものにお気に入りの紋を入れて、
かわいくしたいと思ったそうです。
使用例のページもあります。http://www.uchinokomon.com/horamite/



もうひとつこんなサイトも
「綾鷹」というコカ・コーラが販売しているお茶のサイトですが、
その中に名前と生年月日を入力すると家紋ができる
「KAMONジェネレーター」というページがあります。


ちなみに私のは↓これでした。






ところで前回、家紋の話をしたときに、次はこれを紹介しようと思っていた本があります。
ずいぶん時間がたってしまいましたが…。



それは「Seven Arrows」↓という洋書です。
20年くらい前に買ったものですが、ひさしぶりに本棚からひっぱりだしてみました。
たまには日光浴させないといけませんね。






表紙に魅せられて買ったのですが、文中にもふんだんに絵や図案が掲載されています。











美しい神話がシンボライズしてある家紋です。
このような絵や図案が、まだまだたくさんあるのですが、
全部紹介しきれません。


最初これはてっきり、ネイティブ・アメリカンの解説本なのかと思ったのですが、
そうではなく、じつは、なんと小説だったのです！


この洋書を買って数年後に、日本語訳が出版されたのですが、残念ながら絵や図案は入っていませんでした。
普通の小説の体裁で、3分冊となっていました。


帯には作家の中上健次の推薦文、「叡智と神話力に満ちた比類なく美しい本」とありますが、
ほんとうに美しい本です。洋書は。


「セブン・アローズ」
アメリカ・インディアンの原点の書。
平原インディアンの人々が幾世代にもわたって巻き込まれていった白人との戦いを背景に、ネイティブ・アメリカンのスピリッツを教えるたくさんの物語がちりばめられた、死と再生の一大叙事詩。教えは、あるときはシンボリックな出来事を借りて、一族の長老から子どもたちへと語り継がれてゆく。（全３巻・各Ａ５変型判上製）1992年刊　地湧社総合目録より


日本版はまだアマゾンでも購入できるようです。

セブン・アローズ １ 聖なる輪の教え
セブン・アローズ ２ 心の目をひらく旅
セブン・アローズ ３ よみがえる魂の物語

ヘェメヨースツ・ストーム著 阿部珠理 訳 地湧社



「人は大地に生まれ大地に生かされ大地に死ぬ」


今日はこのへんで。
読んでいただいてありがとうございます。


和紙造形の展覧会のお知らせがあります。


「虹の会 '09 WASHI造形展」
和紙造形大学20期の作品展「テーマ・空」
2009年　7/14～7/19（日）10:00～18:00（初日は13:00開場、最終日は16:00終了）
世田谷美術館


WASHI ART「六夢」展
和紙造形大学21期
7/20（月）～7/26（日）10:00～18:00
（初日は14:00開場、最終日は16:00終了、21（火）休館日）
世田谷美術館







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