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有川浩さんの新作を、ようやく入手デス。 へなちょこ25歳が一念発起。 崩壊しかかった家族の再生と「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く、勇気と希望の結晶作品。 ということなのですが、もう少し詳しく書くと、 主人公の武誠治は、そこそこの私大を卒業して、そこそこの会社に就職したものの、働き始めて3ヶ月で退職。 その後は、再就職は見つからない。 フリーターとしても、気に入らなければすぐ辞めるという性格。 目的もないまま、過ごす毎日に陥る。 実に、自分勝手な誠治が、家族のトラブルをきっかけに次第に成長し、社会的にも立ち直っていく物語です。 この家族のトラブルが、がっつり共感できて痛いのです。 (我が家の母が、精神病とか鬱とかではないのですが…いろんな意味で、共感できるというか…) 家族について、前半はいろいろな意味で考えさせられた部分が多く、そして後半は誠治の成長が痛快で気持ちいいです。 まあ、結局、誰よりも母親が偉かったんだなというお話かなと、私は思いました。 最終的に、すべてに救いがあって読了感は良いですし、お勧めです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月21日 17時15分31秒
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