「ラブ★コン」
別冊マーガレットで人気の同名漫画を映画化しただけあって、かなり王道の少女漫画観が前面に出ている、青春ラブコメ映画。大阪の高校に通う、主人公の小泉リサ(藤原恵麻・身長172cm)と大谷敦士(小池徹平・身長156,2cm)は、入学当初からの犬猿の仲。その身長差が傍目に愉快なことと、口げんかがまるで漫才のようであることから、不本意ながらも学園のオール阪神・巨人として有名だった。会えば喧嘩ばかりだったリサと大谷。しかし、これ以上ないほど性格や音楽の趣味が合うことが判明し、またお互いが同じコンプレックス(身長)を抱いていることにも気づく。それと同時にリサは、大谷が持つさりげない優しさや男らしさにも気づき、だんだん惹かれていくことになるのだが、超鈍感な大谷にリサの想いは伝わるのか?そして、2人はラブリー・コンプレックスを(身長)を乗り越えて幸せを掴めるのか?と、いったあらすじ。カラフルでポップな映像の数々、衣装、メイクに遊び要素いっぱい。視覚的に、私は大満足ですそして役者のテンションの高い芝居。ストーリーは本当に、少女漫画の王道ですが、主役ふたりの関西弁とコントすれすれのギャグを盛り込んで、キュートで楽しい作品に仕上がってます。主演の小池徹平は、文句なく可愛く・・・。アップになる場面があったので、マジマジと観察してみました。彼の人気の秘密は、あの絶妙なタレ目では?と思いましたね。ヒュー・グランドと同じく、素晴らしく絶妙なタレ目藤原恵麻も可愛い顔を、惜しげもなく崩し、変顔大健闘です。そして、ヘアスタイルが可愛いもう少し、身長差が絵的にあったほうが、面白いとは思いますけど。海坊主と先生役の谷原章介のキャラで、十分面白いです原作漫画は小中高校生向けに作られた作品ですけど、かつて少女漫画に夢中だった人なら、この映画に懐かしさを感じるのではないでしょうか。私のこの映画の評価は☆4つ。縁日の風車や花火、素敵な映像盛り沢山でお勧めです