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カテゴリ:主婦・雑談
昨日はお彼岸のお中日
長女ちゃんの祭壇にたくさんのお花とお霊具膳とブドウ じさまに買ってきてもらったおはぎを供え それから、大好きな鶏の唐揚げとアジ寿司も作って供えた 夕方、長女ちゃんの中学時代に同じ部活にいた子と2年生の時の同級生が2人 お参りに来てくれた 2人は長女ちゃんが病気で入院したことを知らず 長女ちゃんが亡くなる前に友達に連絡したその中で 初めて事実を知ったのだった だから、亡くなる前の病室での長女ちゃんを見て どうしても信じられなかったと言っていた 10年前、一緒に学校で同じ時間を過ごしたり、部活で頑張ったり そんな思い出をたくさん話してくれた 高校生になってからも時々は会ったりもしたし 長女ちゃんが小倉に行ってからは 大分に帰ってきた時にはよく会ってカラオケに行ったり メールもたまにしていたと話していた そういえば、去年の夏長女ちゃんが帰ってきた時に 部活仲間だった彼女の話をしていたっけ 久しぶりにお嫁ちゃん以外の若い女の子が家に来てくれたので 長女ちゃんの話はいくら聞いても聞きあきない 彼女たちのお陰でとても素敵な時間を過ごさせてもらった 夜、去年長女ちゃんの病気がわかってから 亡くなるまでの日数を数えてみたら291日だった 長女ちゃんに余命を告げなかったことが良かったのか悪かったのか 自分ではわからない 長女ちゃんは余命の事以外は全部知っていた 手術でも全部は取れない悪性の腫瘍であること 腫瘍を全部取ってしまえば、麻痺や言語障害、寝たきりになるかもしれないので その可能性のある部分は取らないこと その残った腫瘍に放射線をいっぱいいっぱいの回数かけること 同時に抗がん剤も使用すること 放射線や抗がん剤で髪が抜けてしまうこと ステロイドで顔がムーンフェイスになり、体重も増えること 場合によっては再手術もあること 残った腫瘍が原因でてんかん発作を起こすことがあること これから先の事はやってみなければわからないこと そういうすべては全部長女ちゃんに伝えていた ただ、その腫瘍は余命が1年以内で亡くなる人が多いということは どうしても伝えることができなかった しかし、もし、伝えていたら長女ちゃんはどうしただろうと考えた ひょっとしたら、伝えなかった事で命が終わるまでにしたかった事が できなかったのではないか その機会を与えることができなかったのではないか もっとしたかったことがあったのに できないままで終わっちゃったのではないか 長女ちゃんの最期のあの涙はその悔し涙ではなかったのかと どうして、私はよくならないの? どうして、こんなに頑張っているのに苦しいの? どうして、どんどん悪くなってしまうの? どうして?どうして?どうして? と、出せなくなった声で叫び声をあげながら流した涙ではないかと・・・・・ きちんとこの病気は余命があって何%なんだよと 知らせていたらもっと違う過ごし方ができたのじゃないかと思った この日、ブログで知り合った可愛い女性からDVDが届いた 余命宣告.com講演会を映したものだ 長女ちゃんと同じ病気で闘っている若者たちが立ち上げたHPで その若者たちが8月に第2回講演会を開いた その時の模様を、第1回の分も含めて送ってくれたのだ その可愛い女性、そらちゃんは長女ちゃんよりは少し年上だけれど 長女ちゃんと同じ幼稚園や保育園で働いていた経験がある人で そらちゃんのブログを読むと私はいつも自分の娘のような気持ちがしてくる とても素敵でかわいい字で手紙も添えてあった 真正面から自分の病気を受け止め もちろん自分の余命も知った上で闘っている こんな若い人たちのDVDを見ながら 私が長女ちゃんに告げなかった余命はよかったのかどうかわからない ただ、後悔するのはその事実を言えなかったこと 本人だけが知らなかった事実。 291日は長女ちゃんにとっては長い闘いだったと思う でも、たった291日だ 秋が静かにやってきていますね。ポチッとクリックして応援お願いします。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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