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カテゴリ:主婦・雑談
私と同世代のキャンディーズのスーちゃんが亡くなった その20年にわたる闘病を聞いて驚きと共に 長女ちゃんの闘病を思った 10ヵ月にも満たないその時間とは比べ物にはならないのかもしれないけど その辛さは同じなのだ なのにその間のスーちゃんも長女ちゃんも笑顔なのだ だから余計にその心の中の辛さが胸に痛い 告別式で流れた肉声テープの中で スーちゃんは「もし、その時は天国で被災された方の役に立ちたい」と言っている そうやって、向こうの世界へと住む場所を変えた人たちも 長女ちゃんも含めて一緒に こちらの世界にいる私達が出来ない事をしてくれるのだろう こうして、誰かが闘病の末亡くなってしまう話を聞くたびに 私の時間はあの時にもどってしまう 見えなかった長女ちゃんの心の中を探してしまう どんな思いを抱えていたんだろう あの笑顔の裏には何が隠れていたんだろう いつもと変わらない厳しいツッコミをしながらどんな事を思っていたんだろう 時々ぼんやりとタイガー&ドラゴンを見ながら何を考えていたんだろう だんだんとしゃべる事が少なくなっていた時 本当はどんな事を話したかったのだろう 色んな思いを飲みこんで我慢していたのは何? あの頃の私は、そんなすべての事に気を配る事もできていなかった いや、いまでも何もできていない それを思うとどうしようもなくなってしまうのだ 何をどうしていいのか分からなくなるのだ 取り返しのつかないことが起きた事から逃げている 長女ちゃんの命の限りを告げられても何もできなかった ただ、ひと事のようにしか考えられていなかった その日が来ても、私はその次の事をする事しかできなかった だから、今でも後悔するばかり どうしてああしなかったんだろうと そんなことばかりを思ってしまう もっとこの病気を理解し、もっと他にしてあげられる事があっただろうに なぜ行動を起こさなかったんだろう どうして時間に流されるままに毎日を過ごしていたんだろう 私は自分の都合でしかやって来なかったその時間を長女ちゃんは何も言わなかった 私に遠慮し、どうにもならない自分の時間に諦めていたのかもしれないと 今頃になって気付く いや、もっと前から気付いていた 多分、長女ちゃんの闘病中からずっと そんな中途半端な事しかしていなかった私にさえ 長女ちゃんは「ありがとう」や「ごめんね」を言う 私はそれを自分への満足に変えていたのだ なんという情けない母親なんだろうと今でも心が痛む もう取り返しのつかない事を思う 夜中に一人で起きている時 タイガー&ドラゴンが来ない日、一緒に散歩をしている時 ボウリングで投げるのを待っているほんの少しの間 顔を洗っている時、お化粧をしている時 料理をしている時、掃除をしている時 すべてのその時間、私は私を悔いている するべき事はもっとあったはずだと悔いている きっと、これから先何年もそうなんだろうと思う 時が経てば経つほどその思いは大きくなるばかりだ <今日もあなたのワンクリックを> ポチッとクリック、できるかなーー。 ↓ ↓ ↓ ↑ ↑ ↑ 押してくれたらとってもがんばれる~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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