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カテゴリ:主婦・雑談
おおばぁばの家の玄関前には 私が結婚した記念に植えたハイビスカスがかなり大きくなっていた そのハイビスカスが3月の大雪が降った日 たった一晩で真っ赤な花をつけたまま枯れてしまい よせばいいのに、その枯れたハイビスカスの枝を自分で剪定したのだが その時に無理をしたようで背中と腰の間辺りを痛めてしまった もうかなりの歳(御歳82歳)で持病もいろいろ持っているのにである で、病院では『背中のぎっくり腰みたいなものだよ』と言われたらしい 湿布をたくさんもらって貼っていたのだが 寄る歳波には勝てずなかなか快方には向かわない 立ったり坐ったりするのも大変なのである そのうちその痛みは背中にも広がったようで 今月に入ってからはいつもの元気もなくなってしまっていた 10日を過ぎた頃からは相当辛かったようで 殆ど家にこもったきりになっていたらしい 何度か病院へ行くように言うと 「シップしかくれない」なんて事を言っていたのだけれど 本当のところ、検査があるからと病院へは行ってなかったようだ 25日が月に一度の検査の日なのでその時でいいと思っていたようである 当日、病院への受診にはデイケアのケアマネジャーさんが付き添ったという 12時過ぎに買い物から帰って来るとおおばぁばからの電話 『肺に水が溜まっていると言われたからすぐに入院』と言われたと言う ここ最近あまり元気がなかったのもあって あぁ、やっぱり・・・と、急いでおおばぁばの家に行き 入院の準備を済ませたおおばぁばと荷物を持って病院へ 病衣に着替え、病室のベッドに落ち着いて安心したのか いつものおしゃべり好きのおおばぁばがそこにいた 主治医の先生の話では、おおばぁばは『心房細動』であると言う(不整脈の仲間ね) 狭心症も持っているし、17年ほど前はクモ膜下出血で手術もしている そんなこともあっておおばぁばの心臓はかなり弱っていたのである それを薬でなんとか今まで保っていたのもあるが その慣れもあって自覚症状がなくなってもいたのかもしれない 時々発作が起きたりもしたり、時には脳の方の発作もあったりしたらしいが おおばぁばは「クモ膜下出血の後遺症の発作が起きた」と良く言っていた ところが翌日、1時からボウリングの大会に行こうと準備をして着替えを済ませた時に 病棟の看護士長から電話がかかってきた 「たった今、お母さんが急変したのですぐに来てください」と言う 聞けばお昼ご飯を食べ終わるまでは普通だったのに、急に意識がなくなったと言う しかしすぐに処置を始めているので今すぐどうこうなる事はないから、とも言う 何がなんやら意味もわからず、もう一度着替えて病院へ 病棟へ行くと看護士長が 今CTを撮りに行っている事と右半身に麻痺が出ていると話してくれた 暫くして、CTでは詳しい事が分からないのでMRIを撮るからと言ってきた 脳外科の先生も一緒に検査をしているとも言う 1時間ほど待っていると、主治医の先生から呼ばれて MRIの結果、右側の脳にちいさな梗塞が起きていると言う 意識を失ったのはそのせいだと言う しかし、おおばぁばは右半身麻痺が出て言葉も出なくなっている もし、右側ならクモ膜下出血の時と同じで右半身麻痺ではなく左側のはずである それを聞こうとした時に、MRIの画像を見て私は思わず大きな声をあげてしまった その画像の左脳のほぼ半分に白い影が・・ 主人の先生もそれを見ながら「これは梗塞が起きた跡です」と言う 「多分じわじわと梗塞が起きてここまで大きくなったのかもしれない」という クモ膜下出血の時は脳外科の別の病院で手術をした 今の病院はおおじぃじが罹っていて おおじぃじが亡くなった後におおばぁばも今の病院に代わっていた 主治医の先生は心臓外科が専門である 心房細動の治療では脳梗塞を起こしやすく注意をしながら治療を始めたのだが 残念なことに脳梗塞が起きてしまったと言う しかし、今回起きた梗塞自身はそれほど大きなものではなく その梗塞による左半身の麻痺も出ていない MRIに写しだされた左脳の梗塞の跡が誘発されての右半身麻痺のようだ 先生は「命は今すぐどうこうならないし、リハビリで杖をついて歩けるようになります。 ただ、これまでのように一人で生活するのは難しいでしょう。」と言った 集中管理室にいるおおばぁばは意識も戻っているが言葉が出ないのに 何かを一生懸命に訴える よく聞けばどうも「自分の後ろに変な男がいて大きな声で何かを言っている」らしい 元々、凄く霊感が強い人で、普通の人には見えないものが見えたりするのだ 中には、頼られて傍にきて離れなかったりすることもあるらしい 特におおじぃじや長女ちゃんも何度も二人でやってきたりするという そんなおおばぁばなので、それもありかなぁと看護士さんに話したのだけど・・ そのうち、こちらからの呼びかけにもちゃんと反応するようになり 落ち着いてきた事もあり、私は家に帰っても大丈夫と言うことになった おおばぁばに「もう家に帰るからね~明日また来るね」と 麻痺をしている右手を握ると、 さっきまで全く効かなかったその手で私の手を握り返してきたのだ しかも、麻痺で動かなかったはずの口で「ありがとう」とはっきり話したのだ それには私も看護士さんもびっくりしてしまった 本人は私達がびっくりしているのにびっくりである さて、その翌日のおおばぁばはまたもやびっくりさせてくれるのである と、言うことでこの続きはまた明日・・・・ <今日もあなたのワンクリックを> ポチッとクリックして下さるとおおばぁばも元気 ↓ ↓ ↓ ↑ ↑ ↑ こちらを押すとOKよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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