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カテゴリ:主婦・雑談
毎年7月25日が来ると胸が痛くなる
3年前の今日は長女ちゃんは抗がん剤を飲んで具合が悪くなってしまった日 一晩中吐き続けて、吐き気止めの薬さえも吐いて 脱水症状にならないように飲む水さえも吐いて 朝まで全然眠れなくて 朝になってリハビリでお世話になっていた病院に救急車で入院 点滴のおかげで具合は少し良くなったけれど 酷い眩暈はますます酷くなり 目を開けていることも部屋の電気の灯りもカーテンを開けることすら嫌がっていた そんなあの時が今年もまたやってきた 毎年思うのだけれど あの3年前の夏はとても暑かったはずなのに その暑さを覚えていない 再入院してからもずっと長女ちゃんに付き添って一緒に病院に泊まり込んで シャワーを浴びに家に帰る事はあっても それ以外はずっと長女ちゃんの傍にいた 酷い眩暈の原因は小脳への転移 そのうえ髄液幡腫・・・癌性の髄膜炎と言われたのが8月5日 元々血管が細くて点滴の針も刺す所がないほどで これからのためにその病院を紹介してくれた先生のいる医大に転院して 肩にIVHを埋め込むことになった 医大に転院するのもその病院ではターミナルケアはしていないからだった 先生は転院のための退院手続きをしている間も 長女ちゃんに 「また帰ってきて家に帰るためのリハビリをしようね。」と話してくれていた でも、それは長女ちゃんを励ますための先生の精一杯の優しさで 余命はもう殆どないと・・・お盆を超えられるかどうかと告げられていたのだ この時期が来ると、毎年こうしてあの頃のあの時を思い出す この時期に聞く救急車のサイレンは嫌いだ そのサイレンが近くで聞こえると 長女ちゃんを迎えに来る救急車を思い出す 救急車に乗る前は、もう一度家に帰ってまた一緒に暮らせると思っていた 抗がん剤を飲むタイミングが悪くて体調を崩しただけだと思っていた 酷い眩暈もしばらくすれば改善すると思っていた なのに、そのすべてが裏切られ全く違う方向へ進んで行った 毎日がどうなって行くのか分からない不安ばかりだった そんな日を今年も思いだす 夜、眠るのが辛くなる 一睡もできず吐いてばかりいた長女ちゃんの青白い顔を思い出す なのに その吐いた物を処理する私に「ごめんね」を繰り返しながら 不安に怯えた顔の長女ちゃんを思い出す 夏の暑さが苦手な私はますます夏がきらいになった こんな夏なんかなければいいのにと時々思う そうしたら、長女ちゃんはいなくならずに済んだかもしれないと 今でも思う <今日もあなたのワンクリックを> ポチッとクリックよろしくねーー ↓ ↓ ↓ ↑ ↑ ↑ 朝から蝉も元気さーーー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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