2006/02/16(木)01:25
一日遅れのバレンタイン ACT.2
その日の、部活も終わり、ヘトヘトになりながら、
校庭を歩いていた僕は、水を求める「砂漠の民」の様に
意識が朦朧としていた。
その時頭の上で変な音がした。
上を向くと、小さな箱が落ちて来て、それはだんだん大きくなった。
ヘディング・シュート!
と、格好良くは行かずに、おでこにその箱の角が直撃し
目の前がゆっくり暗くなりながら、その場でぶっ倒れた。
気が付いたら保健室だった。
目の前は白い天井
左右には清潔そうなカーテンで仕切られていた。
そして、僕の枕の隣には、僕がここに運ばれる理由となった箱が・・・
その箱の包み紙の側から、小さな手紙が顔を覗かせていた。
小さい封筒にそれは、大事そうに包まれていた。
その手紙を勝手に見るのは悪いような気がしたけど、
この箱は僕をこんな目に会わしたのだから、見る権利がある。
その手紙を手に取り、そっと開けると
かわいい便せんが出て来た。
そして、その手紙の冒頭には、自分の名前が書いてあった・・・
しかし、その手紙の差出人を見て更に驚いた。
僕が、半年前から好きだった、あの娘の名前が、そこにはあった。
その後、神様の悪戯で
運命的な出会いをした二人は付き合い始めた。
二人はすごく幸せだったが、その代償は大きいものだった。
そう、先生にはみっちり怒られて
学校の「校則」に妙な一文が加わる事になった。
「学校の屋上から愛の告白をしてはならない。」
めでたしめでたし☆
な、わけ無いか?
※PDAで書いて、全体が見えて無くて、
アップしたら、妙な一文が入っていた・・・
てなわけで、夜中の1時半に修正しました。
恥ずかしい・・・