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2009/08/05(水)07:52

勉強不足でビザ取消し、22人の中国人留学生がオーストラリアで拘留に

 中国からの海外留学と言えばアメリカが多いのですが、オーストラリアやニュージーランドへ留学する学生もたくさんいます。中には中国の大学に合格しなかったから海外留学と言う人もいるのですが、そうした学生の中にはあまり勉強しない人もいるんでしょう。  オーストラリアのメディアの報道によると、海外からの留学生36人が留学規定に違反したため移民局に拘留され、その中の22人は中国の学生だった。原因は、出席率が悪い、試験の合格率が低いなど、学業規定に違反したためである。  公表されたデータによると、2001年からおよそ2,646人の海外留学生が拘留され、大多数は中国の学生で、その他インド、パキスタンの学生もいる。留学生たちはオーストラリアの待遇と状況がだんだん悪化していると敏感になっているという。  ただし2001年以来の2,646人は、これまで移民局が議会の委員会などへ提出したものをメディアが統計をとったもので、移民局としてはその中の中国人学生の数字は持っていないという。  移民局は、2007年から2008年度、オーストラリアは合計27.8万の学生ビザを発行し、その中では中国人留学生がおよそ5万人と最も多く、かつて中国留学生が8万人に達したことがあったと紹介した。  拘留された学生は何度も何度もビザの規定に違反しており、出席率と試験の合格率が要求に達しておらず、いつでもビザを取消すことが出来る状態にあるという。  中国のオーストラリア大使館は、この情報を知っており、関係部門に確認しているところだという。  国際学生ビザの専門家は、オーストラリアは留学の秩序維持のために、政府留学生以外は、(1)出席率が80%以上、(2)学習成績がその学校の規定に達しなければならないと規定しているという。  もし学生の出席率、試験の合格率が要求を下回れば、学校は再三警告(一般に口頭警告と2回の警告の手紙)した後、それでも改めなければ、移民局へ通知して学生のビザを取消し、さらに移民局に拘留され、出身国へ送り返される可能性がある。  国内の有名な留学コンサルティング会社の専門家は、オーストラリアへ留学する中国の学生の中には学習能力が不足したものがおり、オーストラリアへ行っても教学体制が国内と違うので慣れず、その内に勉強についていけなくなって「自暴自棄」になり、最後は自分をダメにしてしまうと言う。  拘留され、ビザを取消されて、本国へ送り返されると、その後3年間は再びオーストラリアの大学に入ることを許されない。留学する学生は勉強が本文であることを忘れないことである。

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