2007/04/06(金)10:05
新しい建築を作るための心構え
先月の話だが、
友人と3人で、建築家の伊東豊雄さんの講演会を聞きに行った。
伊東さんは僕の好きな建築家で、
以前このブログで、トッズ表参道ビルについて書かせていただいたことががある。
何年か前の日経アーキテクチャーの記事で、世界の建築家で一番影響力のある建築家という統計データが出ていたほどの人である。
今年に入ってからはNHKの日曜美術館で特集されたりと、今まさに絶好調の人である。
実は、伊東さんの講演会は今回で2回目で、10年位前に一度行った事はあったが、そのときは、伊東さんの波長と僕の波長が合いすぎて、気持ちよくなりぐっすり眠ってしまった苦い経験がある。当然内容はまったく覚えていない。
今回は、平日にもかかわらず700人ほどの建築の専門家、しかも建築デザインを専門とする人がほとんど、が講演を聞きに来ていた。
僕も今回は、一睡もせず2時間にわたりメモも取ってきた。
その中で、
「新しい建築を作るために」という心構えを7つ披露してくれた。
1.変革の志を持て
2.討論せよ
3.五感で考える
4.テーマを一言で語る習慣を身につけよ
5.自らのアイディアを常に捨てる勇気を持て
6.素直であれ
7.ここぞと言う時の集中力を養え
これを披露した瞬間、会場中の人がいっせいにメモを始めた気配が伝わってきた。
これからの日本の建築が変わるのではないだろうか?