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冷暖房といえばエアコンをイメージする方も多いのではないでしょうか?一般的な家庭では壁の上のほうに設置されていたり、職場では天井に埋め込まれたりしている。その他、病院、福祉施設などでも使われています。
しかし、広く普及しているエアコンは、風が当たる、ホコリが舞う、暖房時に空気が乾燥する等、様々な問題点が指摘されています。特に、高齢者を始め入院中の患者のような身体的な弱者にとって負担になっています。健康な人であっても、先に挙げたような問題点があることを考えると、弱者にとっての負担が大きいと考えられます。 では、エアコンが持っている問題点を解決する冷暖房があるのでしょうか? 私が15年ほど前に老人施設を設計した際に、「風が出ない、高齢者に優しい冷暖房をつけて欲し」と言われ、「輻射暖房が最適」と考えたことに始まり、輻射式の冷暖房の採用を考えました。輻射式の冷暖房自体はすでにいくつか世に出ていましたが、そのどれもが、コスト、耐火性、結露の問題等の課題があり実用的なものがなかったことから、「壁冷暖房」の開発を始めました。 第一号が完成したのが2011年。それから10年がたち、快適性、安全性に加え、省エネ性も加えた、地中熱を利用した壁冷暖房が完成。 快適、安心、省エネ、を同時に実現する壁冷暖房、この冬も入所しているお婆さん、お爺さん、そして、施設の管理者の方にも満足してもらえました。 かなや設計 環境建築家 金谷直政 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月04日 08時03分08秒
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