陰陽師と式神と私

2009/05/28(木)21:58

旧暦5月は毒月です。 禍に要注意!

今日、5月28日は旧暦の5月5日です。 旧暦の5月は「毒月」と言い、さらに5日は「九毒の日」と言われ、 1年の内で「最も穢れ易い日」、つまり「危険な日」とされています。 現在は5月5日は「子供の日」とか「端午の節句」と言われるようになり、 すっかり子供の節句として定着していますが、 以前は、穢れを祓うために、菖蒲湯に入ったり、 様々な邪気祓いの神事を行ったりしていました。 陰陽道ではこの旧暦の5月(毒月)は最も要注意月であり、 旧暦の5月5日つまり、今年は今日の5月28日は最も危険な日となります。 そこで、好からぬ災いを避けるために、 5月28日、深夜2時、丑三つ時、大祓祝詞を奏上し、邪気祓いを行いました。 すると...。 私は、生来全く霊感などと言うものはなかったのですが、 今回は不可思議な経験をしてしまったのです。 と言うのも、邪気祓いした後、 台所の生ゴミを外のゴミ箱に出すために玄関を開けて、閉めようとした瞬間・・・。 玄関扉の上部に猫くらいの重量感の「何か」ボンとぶつかって、 扉が開いてしまったのです。 ちょっと、分りにくいのですが、我が家の玄関は何故か内開きになっています。 ですから、一般的な日本の家の玄関とは逆で、開ける時は内側に開きます。 そして閉める時には外側に向かって閉めます。 と言う事なので、先程の出来事は、玄関扉を内側に開けて出ようとして、 外側に引いて閉めようとした瞬間、 何かが扉の上部にぶち当たり、その衝撃で私の手からドアノブが放れて 扉が内側に開いた、と言う事です。 びっくりして、あたりを見まわしましたが、 何かがぶつかるようなものもありませんし、目に見える物は何もありませんでした。 う~ん...。 もしかしたら、すぐ前に邪気祓いをしたことで、何か好からぬ、目に見えないものが、 玄関を開けた時に逃げ出そうとした時、 私がすぐに扉を閉めようとしたので、扉を閉めるのをさえぎって、 飛び出して行ったのかもしれません。 霊的な存在は、壁でもどこでも、適当に出たり入ったり出来そうに思いますが、 実は、「どこでも」と言うわけではありません。 悪霊などの「通り道」があります。 特に知られているのは、鬼門(東北)と裏鬼門(南西)です。 また、玄関を通って入ってきます。 ですから、玄関が鬼門や裏鬼門の位置にある家は、 まさに悪霊の通り道を使いやすくしたようなことになってしまいます。 悪霊は「穢れ」を好みますから、家などの建築物の鬼門、裏鬼門を不浄な場所、 トイレ、風呂、台所など水まわり関連(下水・汚物が通る)の場所にしたり、 玄関など人の出入りをする場所にしたり、 ゴミ置き場などにして不潔にしていたりすると、 悪霊の通り道や棲み家になって、災いをもたらしてしまいます。 とにかく、不潔は「穢れ」につながり、禍の元です。 鬼門、裏鬼門にかかわらず、 出来るだけ掃除をして、穢れを寄せ付けないようにすることが、 禍を避ける有効な手段と言えるでしょう。 いずれにしても、旧暦の5月は要注意月間です!    ↑ クリックしてもらえると励みになります。

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