大分熊猫の事件簿

米系のゴールドマン・サックス証券は、
２年ぶりの優勝を目指しセ・リーグ首位を走る
阪神タイガースの勝敗に着目した
ハイリスク・ハイリターンのデリバティブ商品
「六甲おろしバスケットｅワラント」を発売するそうです。

「六甲おろしバスケット」は、
阪神タイガースが好成績を収めた場合にメリットを享受する
と思われる銘柄を集めたバスケットで、今回は、
阪神タイガースの成績が好調で株価が上昇した場合に
利益の期待できるコール型と、
ファンの期待に反して勢いが失速した場合、
株価下落によって利益の期待できるプット型の
2タイプがあるようです。

ＧＳとはホリエモンのときに出てきたリーマンをしのぐ
世界最強の投資軍団です。この世界屈指のビッグプレーヤーが
阪神タイガースの人気に着目するとは驚きですね。

商品内容は、阪神球団の親会社の阪神電鉄、
広告スポンサーの上新電機、阪神応援商品を販売している
アサヒビール、居酒屋「酔虎伝」を展開するマルシェ、
選手に用具を提供するスポーツ用品のゼット、
阪神百貨店、松下電器産業、シャープ、京阪神不動産の
9銘柄の株価を指数化。この指数の「買う権利」と「売る権利」を
個人投資家が売買します。
でもよく見ると阪神タイガースとは直接関係がないんですね（笑）

簡単に言えば、タイガースが優勝し、それが構成銘柄の
株価上昇につながれば「買う権利」を買った投資家に利益が出る。
逆に関連銘柄の株価が下がれば「売る権利」を買った
投資家がもうかる。
５千円～１万円前後と少額から投資でき、
株価が大きく動けば１０倍を超えるリターンもありうる一方、
投資額がゼロになることもある、いわゆる
ハイリスク・ハイリターン商品です。

一般的には、阪神優勝を予想するならコールオプションの買い、
優勝できないと予想するならプットオプションの買いとなるのだが…
金融テクノロジーを駆使する外資には勝てないな～

なお念のため、この日記はみなさんに何らかの行動を
勧誘するものではありません。
また最終的な投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。