詩人たちの島

2005/06/14(火)22:17

舌を残された者

essay(268)

My Favorite Things----Japan Edition Walking without destination in the morning Walking with destination at night Flowers that let me know the turning of the seasons "Customer is God" that saying Smell of laundry that dried in the sun Courteous people A glimpse of my brother's sweetness in spite of his reputation of bluntness Steamed rice Stylish Tokyo Girls Knowledgeable sales person Think of my dearest who lives across the sea Moist humid air that make my hair flattened Curtain fluttered in the breeze Japanese soccer players Peace of mind that there is a family  上記の詩は娘のYokoが福間さんの「私の好きなもの」に触発されて即興で作った詩。ぼくの日本語の詩もすこしは英訳してくれているらしいが、なかなか見せてくれない。これは素直に作ったもので、短い日本滞在の記念になるだろうと思って、ここに載せた。 昨日のMillion dollar babyに対して、京都の高野五韻さんのレスポンスを彼には無断のまま載せる。 ―遠い終の棲家はどこにあるのか。 ラストのぼんやりした映像の向こうにはレモンパイがあったはずで、舌を残された者となったフランキーがここで味わうその味が、極度に清潔なこの映画に深い官能を与えていたような気がします。 昨日は夜中の1時まで分水界の村にいました。月が明るく映る田のほとりで、僕自身が場所に関わろうとする意志、僕自身の根拠を、村の人たちはするどく突きつけてきました。故郷喪失者である僕にとって、イエイツのこの詩は、昨日の美しい村の夜景とどうしても重なってしまいました。― この感想はとても美しい。

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