すこし楽、でもまた鬱はやってくる。というような感じかも。今日歯医者で随分待たされて、治療が終わったのが午後7時すぎ。そのあいだ、invitationというピアが出している雑誌を初めて読んだ。こういうのが置いてある歯医者というのもめずらしい。Clint Eastwoodがフィーチュアされていて、日本に来たらしいが、そのインタビュー記事やら、Million Dollar Babyのレビューなどが満載されていた。北小路隆志という人がほとんど書いていたが、結構面白かった。彼も「海を渡る蝶」を退屈極まりない映画と評していて、millionを安楽死や尊厳死のテーマとして観た場合のことだが、この両者を比較していたのが、印象に残った。これは福間さんが、首都大の表象分野のホームページにも書いてあったことと共通する。北小路の評は、常に「善悪の彼岸」を探究していくのがEastwoodの映画だというのが結論だったように記憶している。そのほかに黒澤清もオマージュを捧げていた。すべての映画の先の先を歩いているのがEastwoodだというような。