カテゴリ:essay
この夏の音楽は、Ruben GonzalezのピアノやOmara Portuondoの歌、Ibrahim Frerrerの歌、などのラテン音楽というか、キューバ音楽だった。Omaraの歌を聴いていて、スペイン語を習いたいなどと思う。生活が音楽と豊かに深く融け合っている、というようなことを感じさせる。このことはラテン音楽全体にいえるのだが、沖縄の音楽もそうだが、最新のトレンドや最新の知的モードなどを、いとも簡単に切り捨てる強さがあるからなのか、ぎりぎりのところで生きてゆくとき、最新の虚飾や、最新の金融の誘惑などを振り切る、思想的な強さというものを、キューバや沖縄の何名かの音楽家たちは持っているということが正しいのだろう。
はじめて、95歳の義父を予約していたショートステイの施設に、三泊のステイということで連れてゆく。こういう形で旅行に行くのも初めてで、気がかりだが、女房の気晴らしも絶対に必要である。父のいない家に二人で帰る、なにか妙な雰囲気である。「軽さ」が周囲に漂い、ぼくたちは久しぶりの「自由」にまごついている。 (24日に北海道の、はじめての旅行から帰ってきます。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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