今日職場で、先日アマゾンから届いた4ドルの古本、詩の本を読んでいた。これは教室で実践された詩についての授業をもとにして書かれたもの。そのintroductionに次のような一節があった。
THE LOGIC OF POETRY( by Richard Monaco & John Briggs)
Angles of interpretation, poetic theories, detailed concentration on historical factors, philosophy, psychology, are left for the classroom and the contextual preference of teacher and student.
We might think of it this way: A good poem is like a lens through which you can look at the universe, but the vision is yours. So we want to learn how to focus our minds through a poem and look with our own”sight.” How far we learn to see depends on us.
訳してみる。
(このテキストのコンセプトについて述べている)…解釈の仕方や、詩についての理論、歴史的な要素や、哲学、心理学などに対する細かい詮索はクラスや、先生と生徒のそのときの状況による選択に任せます。
こんなふうに考えています。いい詩とはレンズのようなもので、それで全世界を見ることができる詩です、しかしあなたのビジョンはあなたのものですよ。だから、一つの詩を読むことを通して、どのように精神を集中させるかを学びたいのです、そしてそのときもあなた自身の「見ること」を忘れてはいけません。いかに遠くまで見ることを学びうるかは、われわれ次第なのです。
見られるように、ゆるやかな詩の教科書だが、こういう態度で、詩に向き合ったことがなかったので、とても広々として楽しい。一番いいのは、このディスクールには抑圧がないことだ。それは「馬鹿」とは違う、所詮「啓蒙さ」という言い方では片付けられないものがあるということ。そういうことを、この本から学んでいる。