2005/02/10(木)23:05
たまにはアッサムでまったりと・・・
「今日は久しぶりに、ちゃんと淹れたお紅茶をいただきましたが、いや、このF&Mのアッサムは、サスガにどっしりとよくまとまったいいお茶ですねぇ・・・。」
「白椿さまったら、今日もアタシたち、お呼びじゃないのね。」
「お客さまの御所望ですから、しかたありませんねぇ・・・。イロイロ野菜とアナゴのフルーティなサラダ・松茸のフィデリーニ・いのPPのシチューと続けば、やはり後はコーヒーか紅茶、若しくはハーブティというところでしょうか・・・。でも、今の時期フレッシュハーブは少ないですから、やっぱりコーヒーか紅茶ですね。」
「ちょっとヒトオシ、中国茶もなかなかいいものですよって、勧めてくださったらいいのに・・・」
「いや、それがしも、PPシチューの後をすっきりさせるのに中国茶でも如何ですかと、一応お勧めしてはみたのですよ。」
「もうヒトオシが足りないのよ!」
「しかし、少し濃い目に入れたアッサムに、お味の濃~い牛乳というのも、寒い季節にはなかなかいいものなのですよ。コクがあってまったりと・・・。」
「中国茶だと、そういう大量生産モノは避けてらっしゃるくせに、白椿さまったらそんな見るからにアジア顔でいらして、ジツは西高東低な方なんじゃなくって?」
「そんなことはありません。これでもちょっと前までは、扶清滅洋・尊皇攘夷の旗を掲げてですねぇ・・・。コホン。そうではなくて、確かに季節毎に味と香りの違いを味わうのもいいものですが、紅茶の世界でこのブレンドという技法が生まれたのも一つの文化ですからね。それを証明するようにといいますか、アッサムに関して言えば、それがしはこのF&Mのものは、ランクに応じてそれなりに、なまじのファーストフラッシュだのセカンドフラッシュだのと有り難がられている茶葉よりも、ずっと美味しくいただけるのではないかと思いますよ。」
「そんなもの? じゃあ、どうして中国茶だとそうはいかないの?」
「それは・・・。こちらで量販されてる中国茶は、そのほとんどが日○紅茶並のものだからです・・・。」