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カテゴリ:考察
まず、何も考えず、下記ブログのやり取りを見て欲しい。
代替医療は是か非か?(最終回) このやり取りがなかなか面白いと思うので改めて整理して見たいと思う。 引用開始 Re:代替療法には効果があるという話ではないですね(その1) 為谷 邦男さん 時見鳥さん (略) それは当然の事ではないでしょうか? 論文というのは自分の主張することを述べるものですから。 確かにそういう形で書かれる論文もあろう。 >代替療法としてひっくるめて扱っていますが、(略) ひっくるめて扱っている、というようには思いません。 時見鳥さんだけがそう判断していだけなのではないでしょうか? しかもインチキかどうかという、そんな分析は不要です。この論文の著者は、 >水商売(ナントカ還元水の類)やエネルギー療法のような明らかなインチキも含まれており、どの療法がどのような目的でどれだけ用いられているか、 というのは眼中に無いのだと思います。 そのように読みとれます。 この時点で既に、代替療法を用いることを正当化する論拠は崩れている。しかも自分で言ってしまっている。 該当の論文で扱う代替療法は以下の通り。 癌治療における代替療法 〔伝統医学〕漢方、鍼・きゅう、ユナニ(ギリシャ)、アーユルヴェーダ(インド)、チベット医学、ホメオパシー、自然療法、温泉療法 〔手を用いる方法〕マッサージ、指圧、柔道整復、カイロプラクティック、オステオパシー、リフレクソロジー 〔ライフスタイル・食事・ハーブ〕ライフスタイル改善、食事療法、ハーブ、アロマテラピー、健康補助食品、水、ビタミン、ミネラル 〔心身療法〕精神療法、心理療法、催眠療法、バイオフィードバック、瞑想、カウンセリング、サポート療法、芸術療法、音楽療法 〔その他〕磁気療法、気功、ヨガ、その他エネルギー療法 元の論文は代替療法に使われている金額が増えていることを根拠に代替療法の効果を主張しているのだが、上記の通り、正規医療以外は全て代替医療として扱っているようなもので、金銭的な余裕がこれらに費やされるようになったと考えた方が的を射ているだろう。 更に考えられるのは、挙げられているものの多くが「鬱」などの精神疾患を軽減・治療するために用いられる場合があるということ。また、レジャーの一環や趣味としてこれらを用いる人も多いはずだ。 しかし、確かに代替医療を謳ったインチキ業者もいます。 でも、わたしがブログで言及しているのは、医学博士による、医師免許を持っている、医師による代替医療、ということで限定してきましたよ? インチキ業者の代替医療とは一緒にしないで下さいね? 前述の論文の著者もそのことを前提にしていると思います。 というのはまるで的外れなのである。 当該の論文がそれらを区別し、加療目的、レジャー目的、趣味などに分けていないのだから。 (長くなるので続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.04 16:12:32
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