こんな奴らに気をつけろ!

「困難?知ってます。」
―訪問販売のセールストークに気をつけろ!―
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最近と言わず、相も変わらず悪質訪問販売が後をたたずその被害が現実となり私たちの生活を脅かしています。
 では、どのようにすればその被害から身を守ることが出来るのでしょうか?
まずは、相手の手口を知ることです。そして、その話にのめり込まず冷静に判断すること、むやみに印鑑を押さないこと、何より家の中に突然の訪問者を入れないことです。

 セールストークユニットバス編
まず、普通の場合「○○会社の○○と申します。××似ついてお伺いいたしました。」と切り出すのがごく普通の訪問の挨拶です。が、彼らは、違います。
「ご近所で何軒か水漏れがありまして、こちらさまも大丈夫か調べさせて頂けますでしょうか?」と、まーこんな調子です。こんな切り出し方であれば、大抵の方は、ドアを空け、詳しく聞こうとされるはずです。しかしここで、冷静に考えてみてください。近所で何軒も漏水事故があれば管理会社か自治会の方から何らかの通達がくるはずですし、まして光ファイバーより早い情報伝達力がある、奥様会議でその話題が出ないはずがありません。まずは、ココで気づきのチェックポイントがあるのです。
 次に、ドアの中で「△△(誰でもご存知のメーカー名)の××と申しますが、ちょっと浴室を拝見させて頂きます。(と言うが早いか靴を脱いで浴室に向かう)《ココからは、2つのパターンがあります。》
1、 このようなマンションは、排水のパイプの取り付けなんかが15年くらいしか対応できない様な造りになっているのでそろそろやり替えないと、水漏れしたら下の方とかに大変迷惑をかけますよ!
2、 このユニットバスのタイプは、○○の(直接目で見ることの出来ないような所を指差して)ところから古くなると水漏れを起こすんですよ、水漏れは、ココだけですみませんからねー!!
どちらにしても近隣の方への迷惑と、直接目に触れることが出来ない部分の痛みをさも真実 (まったくのうそ=不適切な行為) であるかのごとく、とくとくと、説明するのです。つまり、お客様の恐怖心をあおり不安にさせるのです。そしてご近所さまに迷惑をかける=肩身が狭くなる・申し訳ないと言う気持ちにさせるのです。
 ここでも先ほどのチェックポイントと同じ事がいえます。15年ではずれるような施工をする業者などまずいませんし、それが普通であれば、あっちこっちで水漏れを起こして大変です。実際に私などは、15年以上のマンションのユニットバスの解体もしますが排水から漏水したとか、そのような跡があったと事は、一度もありません。それに元来、漏水対策用としてでもあるユニットバスがたやすく水漏れを起こすはずもありません。皆様安心してお使いください。
 続いて、見積もりですが、これがまた絶妙
今入っているユニットバスのサイズを当然測って同じサイズの商品を進めるのですが、《ココでも、2つのパターンがあります。》
1、 メーカーのカタログで説明して、全ての内容が印刷してある見積書にそのユニットバスの定価を書き入れ、最後の何段目かに、しっかりと値引き価格をインパクト強く書き入れます。取り立てて安くもない価格をさも特価のように思わせて!

2、 自社オリジナルカタログ(定価なんて書き放題)を見せて1と同じようにやっちゃいます。

ここで、奥さんの心理としては、「たーいへん、何とかしなっくちゃ!でもどーしよう水回りは、工事が高くつくしでも、ご近所に迷惑はかけられないわ!
エッ!こんな感じのいいお風呂になるの・・でも高いわね-アラ!こんなに値引きいてくれるの・これだったら何とかなるかなー」
 知らない未知の部分を自身たっぷりに説明し、恐怖心を募らせ不安に陥れて、
次に、その解決方法を提示し安心させ、尚且つ現状より見てくれの良い物になり喜びを与え「するしかない」と言う気持ちにさせるのです。
 気持ちの乗ったところで、印鑑を契約書にもらうのです、ココで契約書をいつ書いたのだろうとは、思いませんか?そうなんです。見積書は、実は、工事申込書であったり、契約書になっている場合がほとんどなんです。中には、「とりあえず、申し込みだけでいつでもキャンセルできるので印鑑だけ頂けますか?」などといってみたり、「このキャンペーンが、明日までで、今日の日付けで・・・」とか何とか、書類に印鑑を押してもらうようあの手この手で迫ってきます。この時に、きっぱりと印鑑は、後日主人と相談してから、といえたらいいんですがね,ココまで進めてしまったあなたには、多分そんな余裕は、ないでしょう、唯一、「いつでもキャンセルできますから」の言葉を免罪符として
印鑑を押してしまうのです。しかーしそれが大きな間違いでーす!!
 「いつでもキャンセルできます」・・キャンセルの方法は、お聞きになりましたか?  
いいえきっと聞いていないはずです。
では、どうしたら良いのでようか?
その前に、法律の中で「訪問販売規制法」と言うものがありその中に、
訪問販売による売買契約は、その理由いかんに問わず1週間以内ならクーリングオフ(解約)が出来る事になっています。
 と!ここで安心しているあなたまだまだです。
まず、この工事の工事日の確認ですが、書類のどこかに書いてありますか?
書いてある場合、その工事日よりも2週間さかのぼって今日より何日のこっていますか?ちょうど契約から2週間目くらいに工事日になっているあなたは、今すぐ連絡をとりキャンセルをして下さいクーリングオフまで1週間あるからなどとのんびり構えていては、いけません、彼は、すでにあなたの家に入れるための商品をメーカーに発注しようとしているのです。メーカー側も受注後生産スケジュールに組み込んだ時点でなんと!キャンセル不可能となることがあるのです。またこれを盾にキャンセルが出来ないと言ってくるケースがあります。これは、業者にとってもメーカーがわに支払いをする必要が在る為、クーリングオフの条件に当てはまらず、商品代または、違約金を迫られるケースがあります。ですから、キャンセルは、一刻も早く行うこと。これ鉄則
 では、そのキャンセルの具体的な方法は、
とりあえずTELを入れてキャンセルをすることをしっかり伝えます。
その時に、応対してもらった人の名前を聞いて書き留めておくこと、
ココで「キャンセルしたいと思うんですけど・・」なんていい方は、絶対にだめです。意思を硬く貫いてください。
きっと「担当者がただいま外出しておりますので、こちでは、わかりかねますから直接担当者から連絡させていただきます。」と返答すると思います。ココで!いつ担当者から連絡があるのか確認して必ず、連絡がもらえる環境を作っておいてください。もし約束どおり連絡がなければもう一度こちらから連絡し
先ほどと同じように応対者の名前を書きとめておいてください。
 また、それとは、平行して配達証明つきの封書にて契約書のコピーとキャンセルいたします。と言った内容の書面(これは、コピーをとって必ず1通手元に置いておいて下さい。
 担当者の方と話される際に決して、心揺らされることなくきっぱりと断ってください、そして、了承頂くときには、はっきりと言ってもらうようにして下さい。はっきりとしっかりとが肝心です。 
 以上、まだ常識が通用しそうな会社相手のときは、これでいけるはずです
では、これまで、くれぐれも突然の訪問者にドアを明けないように!!

上記の文章は,消費者契約法が施行される2001年4月1日以前に、作成した文章ですので、不適切な行為があった場合は,契約の取り消しが出来ます。



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