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2012/09/29(土)01:23

新撰組_沖田総司と渋沢栄一某事件!No.2,新撰組と見廻組の確執の訳,見廻組隊員謀反説に新撰組が出動事件,大沢源次郎事件

新撰組(12)

見廻組隊員謀反に新撰組出動事件,大沢源次郎事件,新撰組_沖田総司と渋沢栄一事件!No.2,新撰組と見廻組の確執の訳新撰組と見廻組の確執「見廻組隊員謀反説!に新撰組が出動事件」_No.2新撰組「沖田総司」らしき!と、明治の偉人「渋沢栄一」の爆笑大バトル!_その2初めから読む:No.1「見廻組の「大沢源次郎」捕縛事件」ところが、渋沢栄一、さすが、責任感が強い。「それはならぬ、余儀なく縄打って、引き立てるは道義に反れる。現役の見廻組の者に他ならんのじゃ。我らの面目にかかわる事じゃ!武士の倣いなれば、筋を通して、通告が先決じゃ。」「されど、敵は窮地につき、いきなり、斬り付ける可能性が高すぎますよ。危ないですから、まずは我らが先に。」「くどいのう!貴様らは武士道をわきまえぬのか!!」・・・とはいえ、どう見ても、見廻組相手には無理なタイプ。新撰組は誠心誠意で引き止める。▼ここに、渋沢文章(青淵回顧録)では「たかが若い輩!」が登場。現代のニュアンスでいえば、変に若っかいヤツ!か、こまっしゃくれた小僧・・・ってところ。そもそも、渋沢はこの「若い兄ちゃん!」にカンカンに怒ってる!・・それが可笑しい!!▼これに関しては、渋沢本人が、人物名を知らない以上、史実上、沖田と断言できないのだが、ここに居るモノで、妙に若く見える者とは、沖田である確率が猛烈に高い。沖田は25~6歳だというのに、妙~っ!に若く見られたケースは、この人物、渋沢氏に限らず、あっちこっち。しかも、下っ端の若い一般隊士が渋沢相手に小生意気な事言うわけない。もしも、そんなことしたら土方が怒る。▼そして、もうひとつ特徴を渋沢は語る。つくづく悔しそうに語る。「顔に怪我の痕がある若っかいヤツめ!!」▼さて、ここで一応ながら考察。顔に怪我有りの若者幹部といえば、「沖田」か「藤堂」。沖田総司は、芹沢鴨による大阪力士大乱闘事件の時、顔に軽い怪我。藤堂平助も池田屋事件で顔に怪我。▼藤堂平助では多分ないだろうと思われる・・・が一応。この事件は、慶応2(1866)年9月。時期的に、藤堂もまだ無事、新撰組に居る頃だが・・・。但し、彼が伊東甲子太郎に追従して、御陵衛士に転身するのは、翌年慶応3(1867)年3月の事。その為、そろそろ藤堂も、従前とは色彩が異なる。土方の前で、散々お気軽にやんちゃぶりを発揮するのは、少し無理がありそうだ。【ちょっとだけ気になるのは、顔は顔でも、渋沢描写による場所は「左の鬢」→藤堂か?】キリがないので、ここから先、人物推量は、皆様のご想像&イマジネーション、お任せします!▼というわけで、一応、以下は「沖田総司」という仮説で押し通して、「流れ中心」に書きます。▼土方も少々人が悪い。内心可笑っしいくせに、放置して、暫し、その「妙に若っかいヤツ」なる人物に、喋らせて、クライマックスまで傍観している!!土方曰く。「されど、敵は、事の破れとなれば、いきなり斬りかかりますぞ。ご安心くだされ。ここには、腕に覚えのある者以外おりませぬ。ここは、なにとぞ我らに。」すると、左の小鬢に傷のある若い輩が、しゃしゃり出て、ニタリと笑い言う。「相手は、見廻組ですぞ!剣腕の達人ですぞ!」<以下暫し、渋沢対、渋沢曰くの「若い輩【≒即ち、沖田らしき】」>渋沢、顔面蒼白になるを必死で堪え、まだ頑張る。【渋沢】:「我とて、多少は剣の心得が、ござる。そなた達程じゃないにせよ!」【若っかい輩】:「はあ、尊い文筆の御用をなされるお方の御手では、万が一がござりますぞ!」【渋沢】:「!!・・・されど、いかなる事由とて、余儀なく縄目の不義は為せぬ。それが武士道じゃ!もしも、力及ばざるなれば、その時は、拙者も武士の道。面目はみごと貫いて、果てるまでのことぞ!!そなたのご好意は有り難迷惑でござる!!」▼若っかい輩の小僧君!も頑張る。▼「はあ、面目というなれば我らとて、我ら新撰組が付いていながら、尊いお方が亡くなった!・・では済みませぬ。我らとて、面目がござる。」「くどいぞ!お前らは護衛の身分でありながら、我よりも先行するは許さぬ!斬られたら、斬られたで、その時は潔く屍を曝すまでじゃ!それが、我ら誠の武士というものじゃ!面目が先決じゃ。」「はあ、潔い屍?されど、その屍が、一刀のもとに!!・・では潔い屍には見えませぬが・・・。同じく屍とて、恰好の悪い屍にならぬようにしてさしあげましょうと、我は申しております!その尊い志の御亡骸に、辱めのなきようにと、申しておるのでござる!!」▼<土方がついに助船>「者共、静まれ!渋沢殿の尊いお言葉。恥を知る誠の武士の証でござろう。この土方、心底、感服致し申した。されど、渋沢殿、下手人を取り逃がしたでは、貴殿の『あっぱれな御亡骸』に意をなさぬ事になります故、恐縮ながら、ここは我らにお任せ下され。」渋沢、恐らく、ゲロッ!仲裁者、土方まで「御亡骸」と言う!さあさ、これにて余計な時間ロス!!下手人逃げちゃうぞ!土方の説得で、やっと、渋沢も納得。必殺剣の5人が一気に踏み込んだ。渋沢の意を汲んだ以上、できるだけ斬り殺すことを避けて、縄打ちに命かける。たとえ誰かがやられるとて、いきなり斬るはならぬ!!土方の厳命。わ~っ!一気に飛び掛る。あっちゅう間に、下手人、大沢源次郎は縛についた。大人しく縄を打たれて正座。寝巻き姿で、完全に寝ぼけている。ん!?大丈夫か?一瞬、別の意味で恐怖!まさか誤報か?▼この事件は、下らん結論!!結果、大沢は、残念ながら「シロ」ではなかった。現職の見廻組でありながら、ちょろちょろ薩摩に密通していたのは事実だった。とはいえ、全然たいしたことじゃなかった。但し十津川の「藤井織之助」と共謀。謀反レベルでなく、彼は小遣いが欲しくて、汚職といえど、ちょっとだけのつもりだった。リベート貰っていたらしい。▼尚、この漫画みたいな捕り物帳について、渋沢は、土方に好感を。言葉も態度も極めてわきまえ、なかなか学のある青年だと褒める。対して、「若い小僧!」には、最初から最後までカンカン!に怒っているのが、可笑しい。こうして、緊迫はどこへやら。新撰組にとって、この捕り物帳は、シラケ小話で終わる。▼ところが、終わってなかった。それは見廻組の恨みつらみ。自隊のことに、新撰組が手を出した!恨むべき相手が違うだろう・・・と客観的には思うが、恨む対象は陸軍奉行にゆかず、なぜか怨恨は、新撰組に直撃。根深く尾を引く。見廻組は、ますます新撰組が大嫌い!に拍車。史実の難しい話や、カッコイイ大義の他、こうした下らない原因も絡む。世の中、そもそも、そーかもしれませんね。下らん事ほど、尾を引く。以上にて、今回の「今井信郎」特集オワリ!新撰組「沖田総司」らしき!と、明治の偉人「渋沢栄一」の爆笑大バトル!_【完!】▼関連:<見廻組「今井信郎」の素顔(こちらは、真面目系)TOP<幕末玄関<人物名から追跡<新撰組「沖田総司」と明治の偉人「渋沢栄一」爆笑大バトル!No.1<(現在頁)No.2

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