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ポケットの中にいつも少女

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2006.11.10
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カテゴリ:読書記録
殿下がまた喘息発作…。
週末に発作を起こすのは、褒めて遣わすべきかなんともはや。
明日は紀伊国屋にいこうと思ってたのに~

職場にオートキャッシャーが入りました。あの、時々レジとかで見る、金額を入力してお金投入したら、自動的におつりがチャラーン♪と出てくるやつね。
おかげで、お金数えるのがすごく楽になったし、間違いも起き難くなって万々歳ですが…何より、新しい機械って楽しい!!うひょ~何でこんなに楽しいの~!!と思って操作してたら、局長に「楽しいの?その辺が俺と違うな」って言われたけど、別に複雑な操作が必要なわけでもナシ、家電と同じで、新しい便利なもの入ったら純粋に面白くないですか?
同僚の女の子も大分いろんな話ができるようになって、ますます可愛いです。年上だけど。
ただいま順番に「あらしのなかで」シリ-ズ貸し出し中。癒しになるといいなあ。


トラの初恋
トラの初恋
暴れん坊本屋さん(1)
暴れん坊本屋さん(1)
時を往く馬
時を往く馬
アイスエイジ(6)
アイスエイジ(6)
10月発売ノベルス愛なら売るほど
愛なら売るほど
No.6(#1)
No.6(#1)


トラの初恋
短編集。バカで乱暴者、トラキチは、ひょんな事から出会った年上の優等生、品川に恋をしたが…
独特なセンスの絵柄、物語。好きな人はハマると思われますが、私はダメでした(T.T)

暴れん坊本屋さん1
存在は知っていましたが、先日の「ダ・ヴィンチ」(BL芥川賞の載ってたヤツね!)出張版を見て興味を持ち購入。
普段から親しみのある本屋さんの舞台裏を面白おかしく紹介していただいて、ますます本屋さんが好きになる事請け合い!…かな…?…多分。
同じく店舗営業の人間として、共感する所も多々あり。お客さんは商品名を6割がた間違って来るんだよな、とか職業的プロの技磨きに日々邁進してるとか、商品流通の不条理とか(笑)やー、番子さんの暴れっぷりが痛快です!
最新刊の3巻で完結している模様。むむ…。

時を往く馬
「あしたのK子ちゃん※(古っ!)」愛読者だった私、ずっと気になっていたケーコたんの教授っぷりを拝見したく購入。
後半に収録された「K子ちゃんの教授生活!?」では勿論、就任から最初の卒業生を出すまでの教授生活と漫画を学問する大学の様子が興味深く描かれていましたが、前半に収録された実験的手法をとったオムニバスストーリー「時を往く馬」、これが、巻末の自著解説を読むまで実験作である事に全く気づけない秀作!でした。<読み手が未熟だってツッコミはナシにして(^^;
他に、4ページ連載の「☆KIDの不毛な冒険」という作品も収録されているのですが、全ての収録作にストーリー講座としての解説がつけられ、この1冊で指導者、そしてプロ作家としての竹宮惠子の存在をまざまざと見せ付けられました。
「中島梓の小説道場」はJUNESTの情熱を拾い上げ、このジャンルを確立する為の礎となった名門道場でしたが、「竹宮惠子のまんが教室」は、感情に走りすぎずどこまでも冷静に、しかし名作の閃きを持つ作品を拾い上げ指導していったものだった事を思い出します。
※かつてマガジンマガジン社から発行されていた「小説JUNE」という雑誌で連載していた、漫画家・竹宮惠子氏のクロニクル的ショートショート。1996.2~1997.2月号まで毎月、1997.11~2000.5月号まで隔月連載。

アイスエイジ6
最近読んだ中で、この人ほど高い問題意識を持ち、またそれを表現するクオリティを持った作家を多分他には知らない。
今回は、エイジの従兄弟・比呂志と、偶然比呂志に出会ったいじめられっ娘(この表現もなんだかなあ)を中心に、堂々準レギュラーのマサキとミカの恋愛含む、今正に社会問題として深刻化しているいじめや学校と学生、家庭などの問題を淡々と浮き彫りにしている。
紛争地を飛び回るフリージャーナリストだったという過去を持つエイジのような熱血教師が主役でありながら、必要以上に劇的な解決は訪れず、必要以上に説教くさくもなく、十二分にエンターテイメント。けれど読後にはしっかりと胸に杭を打ち込まれている。その辺のさじ加減が絶妙です。

愛なら売るほど
エダさんの漫画家シリーズ第3弾。前作の生活能力皆無のルコちゃんも、猫系リリカル作家リッちゃんも大変面白うございましたが、愛を探し求める彷徨人・姫女苑麗奈…もとい愛を抱き続ける漫画家・立花キャンディ先生も傑作ですよ!
社会現象にもなった大ヒットレディース漫画「愛なら売るほど」の作者・泉は、高校時代の同級生を一途に思い続ける乙女な青年。同窓会で再開した想い人・飴屋(見てのとおりペンネームの由来もこの人!)は相変わらずいい男で、しかも地味で目立たなかった泉を覚えていてくれた事を喜び、密かな想いを改めて抱きしめていく事を誓った泉だったが、偶然同じマンションに住む事になってしまった事から、飴屋と急接近する事に…。
泉自身は、至って謙虚で控えめな性格。秘めた恋心はそのままに、せめて飴屋と友達になりたい…なんて思っている様は実にいじらしいのですが…この作品で一番面白いのは、処々に引用されている泉の漫画の主人公、麗奈とのギャップでしょう。縦ロールにファーコートを纏った中にはグレーの事務用服、真実の愛を探して世界中を駆け巡る奇想天外な麗奈のエピソードは、泉の芯にある情熱を感じさせるのは勿論、いろんな人の発奮材料になります。飴屋の行動なんて、麗奈が居なければちょっと浮いてるよな~。
同時収録の、泉の担当・橘(この人もペンネームの由来…)とコンビニ店員の恋も少しテイストが違うんですが、どれもこれも麗奈によって不思議な統一感がある一冊になっています。
リアルと虚構、シリアスにギャグ、切なく、けれど最後は甘い…さまざまな味が楽しめるミックスキャンディのような本作、お勧めです。
とりあえず、「愛売る」読みたい…!!

No.6
あさのあつこの近未来SF問題作、ついに文庫化!!
塀に囲まれた管理都市No.6。犯罪や不穏分子を締め出した理想都市の中で、更に一部の選ばれた人間に成り得るはずだった紫苑は、13歳の誕生日、嵐と共にやってきた出会い…ここに居る筈のない、脱走中の重犯罪者である少年・ネズミ…によって大きく運命を狂わせていく。ネズミと出会った事でエリートの資格を剥奪されはしたが、No.6市民として普通に生活していた紫苑が、バイト先で起きた不審死事件に巻き込まれた事から、本格的にNo.6から排除される…しかしそれは、同時に紫苑のこの都市に対する不信と戦いの始まりだった。美しく清潔な表の顔に隠された、No.6の真実とは…!?
冒頭が2013年、本編が2016年?…至近の未来が舞台ですね。でもロボットがうろうろしてたり…しかし、初版が2003年なので、この辺はあさの先生、確信犯ですね。
管理都市と排除された者達。また、人を管理するというその事。社会への疑問、問題意識。生きるということ。いろんな事を問いかけられている本作ですが、キャラクターたちがすごく生き生きしているのも魅力です。
本来だったらエリートコースを歩む筈だった紫苑に、どこにでもいそうで、けれど思いがけない面を見せる紫苑の母。利発で勝気な少女・沙布。そしてシニカルだけれど芯に熱を秘めたネズミ…
唯々諾々とシステムに組み込まれている人々の中で、疑問を持つ人々、アウトサイダーとして弾き出された人のなんと鮮やかな事か。
SFですが、塀に囲まれた管理都市で…と、比喩にしてはあまりにわかりやすい設定ですし、YAとはいえ児童書に分類されますが、本作の中で訴えられている問題は、けして子供だけに向けられたものではありません。
勿論、諸々を考えなくても、単なる物語としてもとても面白いです!あさの先生らしくサービスシーンもありますし(笑)


まだまだまだ続く。





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最終更新日  2006.11.11 05:18:53
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