ポケットの中にいつも少女

2009/09/17(木)00:00

竹宮惠子他発掘。

前髪を自分で切ったら思いきり切りすぎて、遠目には我ながら「どこの嬢ちゃんですか?」という風情のあやです、こんばんは。 どうなんだこれは…さして童顔とも思えないんですが、すっぴんのせいか太眉のせいか、はたまた真っ黒い切りっ放しの髪のせいか。 とりあえず、しばらくどうしようもないので皆さんにぬるい笑いを提供することとしましょう。 さて、先日。私の愛する収納用品メーカー、アイリスオーヤマさんのコミュニティーサイトの懸賞で、収納カートが当たりました。 押し入れ用カートですね。現在同様のもの(こちらは結婚式の引き出物)が入ってる所に使用しようと思って、いざ押し入れを整理したところ、結局竹宮惠子全集&June全集のブックカートに…いや、だってよく見るまでもなく、押入れの中に本しか入ってないんだもん。 まあ、いいか(爆) 引っ越しから未開封だった竹宮惠子の段ボールを開けたため、ようやく「地球へ…」が読めます♪ しかしその前にとりあえず、「スパニッシュ・ハーレム全6巻」を一気読みしました。 個人的には「JUNEだから」という理由を除いても、竹宮惠子作品の中で五指に入る好き作品なんですが、奥付見てビックリですよ。20年前の作品なんだ、これ! タイトルの「スパニッシュ・ハーレム」はニューヨークの地域名ではなく、ロンドンの学生向けフラット(アパート)の名称です。 父亡き後フラットを経営していた母の死に、妹のシャーリーによって、友人のジンジャーと共に「スパニッシュ・ハーレム」に呼び戻されたバロン。名ばかりの男爵家を飛び出した放蕩息子のバロンと、演劇を志して家を出た世間知らずのボンボンのジンジャーという対照的な二人の青年の成長を軸に、フラットの個性的な住人達や周辺の人々を描いた青春群像劇で、「風木」「地球へ…」等々竹宮作品の深々と噛みしめるようにして読んでしまうシリアスに比べると軽い感じは否めませんが、青春期の悩みや恋、親との関係や夢など多くの普遍的なテーマを描いており、20年して尚目に新しい、佳作です。 しかし悲しいかな絶版…ということで、復刊ドットコムさんへのリンクを貼りつけときます。 スパハムについてはあんまり…というか殆ど!情報を見掛けないのですが、ググっていて同世代の香りのするレビューをお見かけしたのでそちらにもリンクを。 ブログ【漫画読み道】 ちなみに私的五本指、他の4作品は「地球へ…」「変奏曲(シリーズ)」「エデン2185」そして「風と木の詩」ですね。十指くらいまではホントに甲乙つけがたいんですが。 そういえば、来月ディアプラスから初単行本が出る大プッシュ・ルーキーズの花村イチカさんて、以前小JUNEで竹宮惠子のマンガ教室に投稿されてた野山みちかさんでしょうか?

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