TOEICの解法を見て唖然に思ったお話 PART4
最近、TOEICの問題集を書いまして、解説を見ていると、「?」な部分が多いと 毎回 解説しています。おそらく紙面の制限もあるのでしょうが、もうちょっと、工夫が必要ではないか?と思えます。では 今回はこの問題 PART2のリスニング問題です。Will Mr.Jameson fill in for Janet while she is away?(A) Yes, it has to be filled.(B) It hasn't been decided yet.(C) she's going to Hawaiこのリスニング問題。Will 疑問文? → YES NOで必ず答えなければいけないから(A)にすると間違いです・Yes, のあとは Yes, (he will) で( )の部分は省略。Yesだから この疑問文に対して「肯定」ををしているわけで Fill in 『満たされている 埋まっている」という意味。あと 問題文の 主語はJamesonで「人」。(A)の問題で "It" は、問題文全体のこと=Will Mr.Jameson fill in for Janet while she is away? あと 問題文の for に関して 代ゼミのこの富田先生の講義を思い出す。この講義で、富田先生の2つの英文のFORの違いを根拠をもって説明せよという問題で まぁ解答できる人とできない人の差は激しい・https://youtu.be/sh_-4APU31s”For”に関して あなたは、どれだけ知っていますか?この問題の for は交換の「for」。交換のFOR なぜ言えるのか?は は 「人 = 人」だから。交換できるものは 同じ性質のもの。 つまり ”Jameson”(人)と”Janet(人)”だから。もし、交換以外のFORは何がありますか_?知らない方は 『前置詞がわかれば英語がわかる』などの著書で前置詞について理解している必要があるわけです。(A)の解答ですが ”have to ”の 助動詞があります。助動詞は時制の表すとき もしくは 意見の主張の強弱に使われます。(A)はYESということで、すでに”Jameson”(人)と”Janet(人)”の交換は大丈夫ということがわかります。要するに YESといえば 質問されたことは 100% 大丈夫だということです。そこで YESの後に助動詞がつくということは 100%大丈夫であるわけではない。そして、自分の意見の強弱の意味をつけることになる。何を意味するか?というと、100%できるという事実 ≠ 交換できるかどうか 自分の意見というヘンテコな文章になっているわけです。(100%できるかどうかわからない)もし ”It has been filled” なら 正解の選択肢になります。もっと砕けた表現なら”Yes, No problem" なら正解だったでしょう。なので (B)が正解になるわけです。YES NOで答えられないのは、大体 Yet などが含んでいたり don't know it , don't decide it など 中途半端な返事の場合になることが多いです。